ポメラニアンの値段相場は？色・性別・サイズなどによる違いも解説

「ポメラニアンを飼いたいけれど、高そう…」と悩んでいる方は多いと思います。

純血種のポメラニアンは、もちろん相応の値段がするものです。

特に最近は子犬の販売価格が上昇し続けているため、驚くような値段で売られている子もいます。

この記事では、ポメラニアンの最新の価格相場や、価格を決める要素、ブリーダーとペットショップの価格比較などをご紹介していきます。

ポメラニアンの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ポメラニアンの値段相場は「30万～50万」

※「ブリーダーナビ」「ペットショップのコジマ」の検索結果を参照(2021年5月)

ブリーダーとペットショップのサイトを調査してみました。

ポメラニアンの価格は個体によってかなり幅がありますが、最多価格帯は「30万～50万円」でした。

月齢の高い子は20万円台で売られていることもありますが、子犬であれば最低30万円は見ておいた方が良さそうです。

最近はペット需要の高まりやブリーダーの減少などの影響で、ポメラニアンに限らず、子犬の販売価格は高値を更新し続けています。

ポメラニアンは、他の犬種と比べて特別安くも高くもなく、ごく平均的な価格と言えるでしょう。

ポメラニアンの値段を決める8つの要素：色・性別・サイズなどによって変わる

上で見たように、同じポメラニアンでも安い子では20万円台から売られているのに対し、高い子では100万円を超えます。

その差を生み出すものは、毛色やサイズ、顔立ちなどのさまざまな要素です。

ここでは、ポメラニアンの価格を左右する8つのポイントを解説していきます。

 1:【毛色】ホワイトやブラック、希少カラーは高額

調べたところ、毛色ごとに価格相場が多少異なることが分かりました。

ポメラニアンはカラーバリエーションが豊富ですが、中でもホワイトやブラックの価格が高めです。

オーソドックスなカラーのように思えますが、実は混じりけなしのホワイトとブラックは、ポメラニアンの毛色としては希少な方に分類されます。

同じく、ウルフ・セーブルやブルー、ブラウン、チョコレート、ビーバーなどのあまり見かけないレアカラーも、たまに出てくると高額で取引されます。

一方、人気のオレンジやクリームなどは、比較的リーズナブルな方です。

2:【大きさ】小さければ小さいほど価格は高め

超小型犬のポメラニアンの中でも、特に小さいサイズは「極小ポメラニアン」と呼ばれたりします。

一般的に、サイズは小さければ小さいほど価格は高額です。

成犬になっても体重が1kgしかないような子は、50万円以上で売買されることが多いでしょう。

ただし、あまり小さすぎる個体は低血糖や骨折などのリスクが高まるため、その点は注意が必要です。

3:【顔】マズルの短い「たぬき顔」の方が高め

ポメラニアンは、「たぬき顔」と「キツネ顔」の2タイプに分かれます。

たぬき顔はマズルが短く、幼い顔立ちをしており、体も小柄です。

キツネ顔はマズルが長めで、シュッとした美人系、体はやや大きめになります。

どちらにもそれぞれの魅力がありますが、最近の日本ではいくつになっても幼さの残るたぬき顔の方が人気があるようです。

価格を見ても、可愛い系のたぬき顔ポメラニアンには高値が付けられる傾向が見られます。

ポメラニアンのたぬき顔とキツネ顔については、以下の記事でくわしくご紹介しています。

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4:【血統】チャンピオン系統のポメラニアンは100万円以上する子も…

ドッグショーのチャンピオン犬を両親や祖先に持つポメラニアンは、驚くような高値が付くこともあります。

「ハドレー系」や「シャオリア系」など、海外の有名犬舎の血統を受け継ぐ子も高額です。

中には、100万円を軽く超える子もいます。

5:【年齢】子犬ほど高く、成犬に近づくほど安い

ポメラニアンに限りませんが、どんな犬でも月齢が低いほど高額です。

現在は動物愛護法によって、生後56日を過ぎないと犬猫の販売・譲渡ができなくなったため、より一層「赤ちゃん犬」が希少な存在となっています。

もっとも高額なのは生後2ヶ月で、最低でも30万円以上するショップが多いです。

3ヶ月を過ぎると一気に成長したり、毛が生え変わって見た目が変わったりするため、価格が下がります。

6:【性別】ポメラニアンはオスよりメスの方が高い

ポメラニアンは、オスよりもメスの方がやや高額です。

他の犬種でも大体同じですが、メスの方が性格がおとなしくて飼育しやすいことや、サイズが小さめであることなどが理由として挙げられます。

また、ブリーダーは繁殖のためにメスを手元に残しておくため、メスの方が単純に流通量が少ない、という事情もあります。

7:【健康】体調に不安があるポメラニアンは安く売られることも…

ポメラニアンは遺伝病も少なく、基本的に丈夫な犬種と言われますが、中には何らかの病気を抱えている子もいます。

相場よりあまりに安く売られている場合は、健康面に問題がある可能性も疑ってみましょう。

子犬のポメラニアンに比較的多い病気としては、膝蓋骨脱臼（パテラ）や環軸亜脱臼などの関節の疾患があります。

歩き方や姿勢などをよく見て、問題がないかどうかチェックしてみてください。

健康な子犬を手に入れるためには、遺伝子検査や健康診断を一通り行なっているブリーダーから購入するのが一番おすすめです。

8:【毛質】毛量が多く、毛吹きのいいポメラニアンほど高い

ポメラニアンといえば、豊富な毛量が魅力です。

特に生後3ヶ月ごろまでは、まだ子どもの毛のため、成犬よりモコモコして見えます。

毛量が多く毛吹きのいい子ほど、高値が付くでしょう。

ただし、生後3～4ヶ月ごろから大人の毛に生え変わるため、一時的に毛がスカスカして貧相な見た目になります。

この時期に入ると、一気に価格が下がることも珍しくありません。

ポメラニアンを買うなら、ブリーダーとペットショップどっちの値段が安い？

※「ブリーダーナビ」「ペットショップのコジマ」の検索結果を参照(2021年5月)

ブリーダーとペットショップではどちらが安くポメラニアンを買えるか、オレンジとホワイトのオスとメスの価格をそれぞれリサーチしました。

その結果、全体的にペットショップの方が高めであることが分かりました。

ただし、どちらも最多価格帯は同じくらい(30万～50万)です。

ブリーダーであれば、安いところでは20万円台から売られていますので、ポメラニアンをできるだけリーズナブルに手に入れたい方は、気になる犬舎を見学してみることをおすすめします。

まとめ