ふわふわの綿毛のような可愛さのある、ポメラニアンの白(ホワイト)。
ポメラニアンはスピッツを祖先とするため、白はポメラニアンの基本色とも言われます。
真っ白な毛の中に、真っ黒な瞳やお鼻がよく映えて、何とも言えない魅力がありますよね。
この記事では、ポメラニアンの白の特徴や性格、平均価格、おすすめカットなどについてまとめてみました。
ポメラニアンの白(ホワイト)の基本情報まとめ
購入しやすさ | △ |
---|---|
平均価格 | 30万~50万円 |
体の特徴 | ・全身白い毛&目や鼻は真っ黒 ・途中でクリームに変わることがある |
性格の特徴 | 明るくて陽気 |
似合うカット | ・柴犬カット ・テディベアカット ・アザラシカット |
注意点 | ・汚れやすい ・涙やけが目立ちやすい |
ポメラニアンはカラーバリエーションの豊富な犬種ですが、その中でもホワイトの価格はやや高めです。
本来のオリジナルカラーと言われていますが、混じりけのない純白のホワイトは意外と希少で、ペットショップでもあまり見かけることはありません。
真っ白い毛に、濡れたように真っ黒な瞳・鼻・リップがあるのが特徴ですが、まれに色素の薄い子もいます。
ポメラニアンの性格は、毛色によって大きく違うことはないものの、ポメラニアン本来の明るくフレンドリーな子が多いようです。
飼い主さんにたっぷりと愛情を示し、よくなついてくれるでしょう。
カットは、ポメラニアンの場合必ずしも必要ではありませんが、最近流行りの「柴犬カット」をはじめ、白ポメに似合うカットがいくつかあります。
涙やけが目立ちやすいなど、白ならではの注意点もありますので、しっかり知識を身につけて飼育することが大切です。
ポメラニアンの白(ホワイト)の3つの特徴について
ポメラニアンの中でも、ホワイトの子は他のカラーに比べてどのような特徴があるのか、3つご紹介していきます。
①ホワホワの綿毛のような見た目が最高にキュート
白いポメラニアンは、豊富な純白の被毛が大きな魅力です。
特に子犬のころはモフモフしているため、綿毛が転がっているかのようなキュートさがあります♪
また、他のカラーに比べてどことなく気品があるのも白ポメの特徴ですね。
ただし、子犬のころは真っ白でも、成長とともに体の一部の色が濃くなったり、全体的にクリームっぽく変化したりする子もいます。
紫外線やドライヤーの熱などによっても、変色しやすいようです。
実は、ポメラニアンで成犬になっても純白のままの子は、かなり希少と言われています。
混じりけなしの白にこだわりたい方は、台湾の有名犬舎「チャオリヤ(シャオリア・シャオリヤ・CHIAO LI YA)」系統の子を探してみるといいかもしれません。
②明るくフレンドリーな性格小さいけれど勇敢さも
ポメラニアンは、カラーによる性格の違いはあまりないと言われています。
ただ、ホワイトはオリジナルカラーであることから、「ポメラニアンらしい性格」の子が多いと言えるかもしれません。
明るく陽気でフレンドリー、飼い主さんにたっぷりの愛情を示すのがポメラニアンの基本性格です。
犬を初めて飼う方や、子供やお年寄りのいる家庭でも飼育しやすく、みんなを存分に楽しませてくれるでしょう。
一方で警戒心が強く、小さい体ながら外敵には果敢に立ち向かっていく勇敢さもあるため、番犬としても役立ってくれますよ。
③値段は30~50万円が最多近年は高騰傾向
性別 | ブリーダー | ペットショップ |
---|---|---|
オス | 229,800円~499,000円 | 299,800円~418,500円 |
メス | 450,000円~700,000円 | 299,800円~629,800円 |
※「ブリーダーナビ」「ペットショップCOO&RIKU」の検索結果を参照
ブリーダーとペットショップのサイトで、それぞれ検索してみたところ、ポメラニアンの白の販売価格は上記のようになりました。
どちらも大体同じくらいで、最多価格帯は30万~50万円です。
特に近年は子犬の価格が高騰しているため、しばらくは高値傾向が続くと予想されています。
メスは繁殖のためにブリーダーが何匹か手元に置くこともあって、販売頭数が少なく、価格もオスより高めです。
月齢が小さい子、毛ぶきのいい子、目・鼻・リップが真っ黒な子、顔立ちの可愛い子、チャンピオン系統の子などは特に高値で取引されています。
ポメラニアンの白(ホワイト)に似合うカットを3つ紹介
1.柴犬カット【安定の人気スッキリとして可愛い】
ポメラニアンのカットで今一番人気なのが、柴犬カットです。
お顔を丸く、耳を三角にカットするスタイルで、ボディは全体的に短く整えます。
オレンジ系の子の方が柴犬っぽく見えますが、ホワイトの子がしても文句なしで可愛いです。
毛がスッキリするので、サマーカットとしても人気がありますよ。
ただし、短くしすぎると元の長さに伸びるまで時間がかかったり、毛質が変わったりすることもあるためご注意ください。
ポメラニアンの柴犬カットについては、以下の記事でくわしく解説しています。
ポメラニアンのカットの中でも一番人気と言われるのが、柴犬カットです。柴犬の子犬のように見えるカットで、「シバラニアン」や「ポメ柴」などと呼ばれています。ポメラニアンを飼ったからには、一度は挑戦してみたい…と思っている飼い主さ[…]
2.テディベアカット【ポメラニアンが白くまに変身。】
トイプードルの人気カットとして有名なテディベアカットですが、実はポメラニアンでもできます。
全体的に柴犬カットと似ていますが、耳を丸く大きめにカットするのが特徴。
顔の毛も少し長めに残して、ふんわりさせます。
さらに、マズルを丸くこんもりとカットすると、まさに白くまのぬいぐるみのような仕上がりに♪
お散歩をしていても、人目を引くこと間違いなしです。
3.アザラシカット【本物のアザラシ。丸っこさが可愛すぎる】
別名「わたあめカット」とも呼ばれます。
耳と顔を一体化させて、ボディとつなげ、全体的にまあるくカットしたスタイルなのですが、その姿はまさにアザラシ…
言われなければ、とてもポメラニアンには見えません(笑)。
ホワイトだからこそできる、究極のカットと言えるでしょう。
他とはひと味違うスタイルにしたい方におすすめです。
ポメラニアンの白(ホワイト)の毛並みを保つために必要な3つのお手入れについて
真っ白なホワイトポメラニアンは、どうしても汚れが目立ちやすいです。
白ポメをきれいに保つために気をつけたい注意点を3つご紹介します。
①お散歩や食事の後は汚れをしっかり拭いてあげる
ポメラニアンに限りませんが、真っ白な犬は散歩や食事の際にどうしても汚れがちです。
被毛を美しく保つためにも、汚れたらなるべく早くしっかりふき取ってあげましょう。
特に散歩中は、わざわざ汚れる場所に足を踏み入れたり、自ら体をこすりつけたりすることも…。
家に帰ってきたら、犬用のシャンプータオルなどできれいに拭いてあげてくださいね。
「これはシャンプーしないとダメかも…」と思っても、ポメラニアンの毛は意外と汚れ落ちが良いですよ。
②毎日のブラッシングを欠かさない
白ポメの毛並みをきれいに保つためには、毎日のブラッシングも欠かせません。
毛を逆立てるように逆向きにブラッシングして、抜け毛を取り除いたら、今度は毛の流れに沿って毛並みを整えるようにブラッシングします。
特に耳の後ろや胸元、おしりなどは毛が絡まりやすい部分ですので、しっかりブラシをかけましょう。
ポメラニアンは抜け毛が多いため、ブラッシングを怠ると部屋じゅうに抜け毛が散乱してしまいます。
それだけではなく、毛玉ができると皮膚が引っ張られて痛みを感じますし、皮膚疾患の一因にもなるため注意が必要です。
③涙やけ対策も忘れずに
ポメラニアンは、比較的「涙やけ」の多い犬種です。
特にホワイト系は、どうしても目立ちやすいため、日ごろから対策しておきましょう。
涙やけの原因としては、まず「水分不足」があります。
水分不足になると、おしっこの代わりに涙や汗で老廃物を排出する必要があるからです。
愛犬のおしっこの色が濃い場合、水分が足りていない可能性を疑ってみましょう。
他には、「フード」が原因になっていることもあります。
「フードを変えたら、劇的に涙やけが良くなった」というケースも多いものです。
特に油分や添加物の多いフードは涙やけを起こしやすいため、注意してください。
まとめ
✔ふわふわの綿毛のような毛が魅力
✔似合うカットは「柴犬カット」「テディベアカット」「アザラシカット」など
✔成長とともにクリーム色になる子も多い
✔汚れやすいのと「涙やけ」に要注意
白は、ポメラニアンのオリジナルカラーとも言われる色です。
現在は数が少なく、価格もやや高めに設定されていますが、美しい純白の被毛と気品ある雰囲気は、他のカラーにはない魅力と言えます。
カットは絶対必要ではありませんが、人気の「柴犬カット」や、白くまになれる「テディベアカット」などが似合いますよ。
ただし、成長とともにクリーム色になる子も多いため、純白にこだわる場合は台湾の「チャオリヤ」系統の子などを探すのがおすすめです。
色の性質上、汚れや涙やけが目立ちやすいので、こまめにケアするとともに、良質なフードを与えてあげてくださいね。