ポメラニアンのミックス犬全12種を紹介！種類ごとの違いも徹底解説！

ポメラニアンは、ミックス犬も人気です。

組み合わせによって、見た目や性格にさまざまな違いが見られます。

多種多様なミックス犬が存在しますが、ここでは日本で比較的知名度の高いミックス犬を12種ご紹介していきます。

ポメラニアンのミックス犬は全部で12種

ポメラニアンのミックス犬の中でも、特に日本で人気があるのは上記のような組み合わせです。

それぞれの見た目や性格、価格などをくわしくご紹介していきます。

1: ポメプー【ポメラニアン×トイプードル】

ポメラニアン×トイプードルを掛け合わせた「ポメプー」は、特に人気の高いミックス犬です。

別名「プーラニアン」とも呼ばれます。

ミックス犬は個体によって、どちらの性質を強く受け継ぐかが異なりますが、ポメプーの場合、顔つきはポメラニアンに似ることが多いようです。

ポメラニアンは立ち耳、トイプードルは垂れ耳ですので、耳を見るとどちらの特徴が強く出ているかが分かります。

毛質は、ポメラニアン寄りなら直毛、トイプードル寄りなら巻き毛になり、両方がほどよく合わさった感じになる子も多いです。

体型はトイプードル寄りで、足が長く、ジャンプ力のある子が多いと言われています。

性格は、どちらも人なつこく甘えん坊であることから、家庭犬として飼育しやすいタイプです。

しつけも入りやすいですが、ポメラニアンの性格を受け継ぐと、警戒心が強くデリケートな一面が見られるかもしれません。

2:ポメチワ【ポメラニアン×チワワ】

ポメラニアンとチワワを掛け合わせた「ポメチワ」も、日本で人気の高いミックス犬です。

「ポメチー」「チワポメ」「チワラニアン」などと呼ばれることもあります。

見た目は、チワワの大きな耳と、目鼻立ちのはっきりとした愛らしい顔立ちが特徴的です。

ただ、全体的な印象としてはポメラニアン寄りで、個体によってはミックス犬とは気づかれないこともあります。

体型もチワワよりは大きく、毛もポメラニアンに似てモコモコになることが多いです。

チワワの可愛らしい顔と、ポメラニアンのモフモフした体をもつ、まさにいいとこどりのミックス犬と言えるでしょう。

性格は元気で活発、人なつこい子が多いですが、チワワもポメラニアンも臆病で警戒心が強いため、吠え対策が必要になるかもしれません。

3:ポメマル【ポメラニアン×マルチーズ】

「ポメマル」は、ポメラニアンとマルチーズのミックス犬です。

「マルポメ」「ポメチーズ」などの呼び名もあります。

個体差はありますが、耳はポメラニアン似(立ち耳)、顔立ちはマルチーズ似で、目が大きく鼻が低い子が多く見られます。

首回りや胸は、ポメラニアン特有の長い毛が見られますが、胴の毛はふわふわで短めです。

しっぽは、ポメラニアンに似てボリュームがあります。

抜け毛が多いため、毎日のブラッシングは欠かせません。

性格的には、マルチーズの天真爛漫で活発なところをよく受け継ぐと言われます。

一方、ポメラニアンの警戒心の強いところが出ることもあります。

4:ポメ柴【ポメラニアン×柴犬】

ポメラニアンと柴犬のミックス犬「ポメ柴」は、希少ながら人気の高い犬です。

中型犬の柴犬の血が入っているため、体はポメラニアンよりだいぶ大きく、豆柴に近いサイズになります。

毛はポメラニアンの影響で柴犬より長く、ふわふわしているのが特徴です。

耳は柴犬寄りの三角で、マズルもシュッとしていますが、目はポメラニアン寄りの丸い形をしている子が多く見られます。

性格は、柴犬もポメラニアンも気が強く勇敢ですので、番犬に向いたタイプです。

特に柴犬の猟犬気質を濃く受け継ぐと、しつけがやや難しくなる可能性があります。

ただし、信頼できる飼い主さんに対しては基本的に従順で、愛情深い一面も。

子犬のころからなるべく主従関係をはっきりとさせて、頼れる飼い主さんになることが大切です。

ポメ柴については、以下の記事でくわしくご紹介しています。

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5:ポンスキー【ポメラニアン×シベリアンハスキー】

ポメラニアンのミックス犬の中でも珍しいものの一つが、大型犬のシベリアンハスキーと掛け合わせた「ポンスキー」です。

どちらもふわふわの毛並みをしているため、ポンスキーも手ざわりの良いふわふわの被毛をしています。

全体的にはシベリアンハスキー寄りで、特徴的なブルーアイもそのまま受け継ぐことが多いです。

ただし個体差が大きく、シベリアンハスキーにしか見えない子もいれば、「ワイルドなポメラニアン」といった感じの子もいます。

カラーも、シベリアンハスキーのグレーを受け継ぐ子もいれば、ポメラニアンの色が強く出る子もいるようです。

一方、性格はクールな見た目に反して穏やかで従順な子が多く、意外と飼育しやすいと言われます。

非常に賢いため、しつけも入りやすいです。

体格としては中型犬に分類されますが、ポメラニアン寄りの小柄に育つ可能性もあります。

日本では希少で、価格も高めです。

6:ポメックス【ポメラニアン×ダックスフント】

ポメラニアンとダックスフントを掛け合わせたのが「ポメックス」です。

ダックスフントより若干足が長く、全体的にがっちりした体型をしている子が多いと言われます。

しっぽ・耳・鼻の長さなどもダックスフント寄りです。

一方、首回りの豊かな毛とつぶらな瞳にポメラニアンの特徴が見て取れます。

体のサイズは個体差が大きく、掛け合わせるダックスフントのサイズによってもさまざまです。

ポメラニアンに似れば足長、ダックスフントに似れば胴長になる子が多いでしょう。

性格は、社交的で甘え上手なダックスフントと、活発で好奇心旺盛なポメラニアンの血が受け継がれますので、基本的には明るくフレンドリーです。

ただし、ポメラニアンゆずりの警戒心の強さが出ると、吠え癖につながることもあるかもしれません。

7:ポメヨン【ポメラニアン×パピヨン】

「ポメヨン」はポメラニアンとパピヨンのミックス犬で、別名「パピポメ」と呼ばれることもあります。

見た目は、パピヨンゆずりの蝶々のような大きな耳と、ポメラニアンゆずりの豊かな首回りの毛が特徴的です。

手足は短毛で小さく、ポメラニアン寄りのくるんと巻いたしっぽをしている子が多いと言われます。

どちらにしてもダブルコートの被毛ですので、抜け毛が多く、こまめなブラッシングが必要です。

性格は、ポメラニアンもパピヨンも強気で警戒心が強いことから、小さいながらも番犬タイプと言えます。

吠えたり噛んだりする可能性もあるため、早めのしつけが大切です。

一方、飼い主さんには従順ですから、信頼関係が築ければ良い相棒になってくれるでしょう。

販売数が少ないため、市場に出てくるのを気長に待つ必要があるかもしれません。

8:ポメペキ【ポメラニアン×ペキニーズ】

「ポメペキ」は、ポメラニアンとペキニーズのミックス犬です。

見た目は全体的に丸っこく、どちらかというとポメラニアンの血が強い印象を受けます。

どちらも毛量が豊富な犬種ですので、ポメペキもふわふわモコモコです。

顔立ちもポメラニアンに似ていますが、シワの寄った短い鼻にペキニーズの面影が感じられます。

性格は、ポメラニアンの遊び好きで活発なところが強く出ると言われますが、その子によりさまざまです。

ペキニーズの自尊心が高くマイペースなところを強く受け継ぐこともあります。

どちらも気の強い面がありますので、他の犬にワンワンしてしまうことがあるかもしれません。

9:ポメキー【ポメラニアン×ヨークシャーテリア】

ポメラニアンとヨークシャーテリアのミックス犬「ポメキー」は、別名「ポンキー」と呼ばれることもあります。

個体差が大きく、ポメラニアンに似た子もいれば、ヨークシャーテリアにそっくりな子もいます。

耳も、ポメラニアン似の立ち耳、ヨークシャーテリア似の垂れ耳、どちらもいるようです。

ただし、子犬のころはポメラニアン、成犬になるにつれてヨークシャーテリアの特徴が出てくることが多いとも言われています。

ポメラニアンの豊富な被毛と、ヨークシャーテリアのシルクのようにさらさらな毛が合わさった、繊細で美しい毛質を持つ子が多いです。

ポメラニアンはダブルコート、ヨークシャーテリアはシングルコートの犬ですので、どちらの毛を強く受け継ぐかによって毛の抜けやすさが変わります。

性格は、どちらも活発で遊び好きな反面、神経質で気が強いところもあるため、早くからのしつけが大切です。

信頼を勝ち取ってしつけが入れば、忠実な良いパートナーになってくれるでしょう。

10:ポメコギ【ポメラニアン×コーギー】

コーギーとポメラニアンを掛け合わせた犬が「ポメコギ」です。

ぴょこんとした三角の耳や、胴長な体型、短いしっぽなどはコーギー寄り、ぱっちりした目や鼻の長さなどはポメラニアン寄りと言えます。

毛質はポメラニアンの血筋の影響により、ふわふわしている子が多いです。

ちなみに、毛色もポメラニアンの方から受け継ぐことが多いとされていますが、コーギー特有の模様がうっすらと出てくることもあります。

体格は、ポメラニアンより少し大きめに育つことが多いようです。

性格は、どちらも陽気で活発ですので、楽しい家庭犬になってくれるでしょう。

コーギーは牧羊犬として活躍していたため、頭も良く、しつけも入りやすいはずです。

11:ポメパグ【ポメラニアン×パグ】

「ポメパグ」は、ポメラニアンとパグのミックス犬です。

「パグポメ」と呼ばれることもあります。

見た目はパグ寄りで、引き締まった体、鼻ぺちゃ、出っ張った目などはまさにパグそのままです。

体格も、パグと同じくらい(6～8kg)にまで成長することもあります。

一方、耳はポメラニアンの立ち耳を受け継ぐ子もいます。

毛は、ポメラニアンに似れば中毛、パグに似れば短毛になるでしょう。

全体的にどの程度ポメラニアンの要素が入るかは、個体差が大きいようです。

性格もどちらかというとパグ寄りで、温厚で愛情深い子が多いと言われます。

ただし、ポメラニアンの警戒心の強さを受け継ぐこともあり、その場合は無駄吠え対策などのしつけが必要です。

12:シーポメ【ポメラニアン×シーズー】

「シーポメ」は、シーズーとポメラニアンのミックス犬で、他に「ポメシー」「ポメシーズ」「ポメズー」「シーポン」などの呼び名もあります。

顔立ちがシーズーに寄ることが多いため、ぱっと見た感じはシーズーと変わらない子も多いです。

ただ、体つきはポメラニアンの丸っこさが受け継がれることが多く、しっぽもくるっと丸まっていたりします。

耳は、ポメラニアン似なら立ち耳、シーズー似なら垂れ耳です。

毛質はシーズーに似て柔らかくしっとりしていますが、放っておくとどんどん伸びる子が多いため、定期的なカットが必要になるかもしれません。

性格的には、シーズーの穏やかで落ち着いたところを受け継ぐことが多いものの、独立心の強さからややマイペースで頑固な一面を持つこともあります。

頭も良いため、基本的には初心者でも飼いやすい犬です。

ポメラニアンのミックスを販売しているのはどこ？里親は募集してる？

ポメラニアンのミックス犬は、販売頭数が非常に少ないです。

ペットショップとブリーダーのサイトをリサーチしてみましたが、どちらも普通のポメラニアンはたくさんヒットするのに対し、ミックス犬はかなり数が限られることが分かりました。

その中でも比較的見つかりやすいのは、ポメチワ・ポメプー・ポメマルあたりです。

逆に、ポンスキーやポメパグ、ポメ柴などは非常に少なく、1件もヒットしないこともあります。

ペットショップやブリーダーでもそのような状況ですから、里親募集サイトで見つかる可能性は当然低いです。

レアなミックス犬がほしい場合、もう1つの方法として「海外からの個人輸入」があります。

海外のブリーダーに直接コンタクトをとる、もしくは国内の輸入代行業者を通して取引することで、日本ではなかなか出会えないミックス犬を手に入れることが可能です。

代行業者を挟む場合、手数料がかかりますが、自分で取引する自信がない方には心強いと思います。

犬の輸入代行業者をいくつかピックアップしてみましたので、興味のある方は相談してみてください。

まとめ