ポメラニアンの成犬の大きさは?体重の変化や肥満予防のコツを解説

超小型犬に分類されるポメラニアンは、成犬になっても小さめで、いくつになっても幼犬のような可愛さがあります。

ただし、太りやすい体質とも言われているため、体重管理には注意が必要です。

この記事では、ポメラニアンの成犬時サイズや、生後の体重の変化、肥満の目安や予防のコツなどをご紹介していきます。

ポメラニアンの成犬っていつから?

犬の品種成犬になる時期
超小型犬10ヶ月
小型犬10ヶ月
中型犬12ヶ月
大型犬15ヶ月
超大型犬18~24ヶ月

一般的に、犬が成犬になるのは1歳からと言われています。

しかし、実際はサイズによっても異なり、小型であればあるほど成長が止まるのが早いです。

ポメラニアンは超小型犬に分類されるため、約10ヶ月で成犬になると考えられています。

実際は6ヶ月ごろから成長が落ち着き、8~9ヶ月になるとほとんど体重が増えなくなります。

ポメラニアンの成犬の体重は「1.5~3.5kg」

チワワ1~3kg
ポメラニアン1.5~3.5kg
ヨークシャーテリア2~3kg
トイプードル3~4kg
カニヘンダックスフント2.5~4kg

ポメラニアンの成犬時の体重は、およそ1.5~3.5kgです。

オスの方がホルモンの関係でメスより若干大きくなります。

上の表でご紹介したのはすべて超小型犬ですが、その中でもポメラニアンはチワワに次ぐコンパクトサイズです。

ただし、ポメラニアンはもともと大型犬のサモエドを祖先に持つと言われているため、「先祖返り」して大きくなる可能性もあります

中には、10kg近くになる「デカポメ」もいるようです。

ポメラニアンの子犬~成犬までの体重推移

生後2ヶ月500~1,000g
生後3ヶ月1~2kg
生後5ヶ月2~3kg
生後7ヶ月3~3.5kg

ポメラニアンの体重推移は個体差も大きいですが、平均すると上記のようになります。

生後2ヶ月で1kgになるかならないか、という子が多いようです。

生後3ヶ月で2kg近くなり、生後5ヶ月で3kg近く、そして生後7ヶ月になるとほぼ成犬と同じくらいの体重になります。

ちなみに、1歳の時点の体重が理想体重と言われていますので、そこからオーバーしすぎないように注意してあげてください。

ポメラニアンは子犬の時に成犬サイズを予想できる?

  • 生後2ヶ月の時の体重の3倍
  • 生後3ヶ月の時の体重の2倍

子犬の時点で、成犬になった時の体重を正確に予測することはできません。

ただ、小型犬の場合「生後2ヶ月の時の体重の3倍」「生後3ヶ月の時の体重の2倍」が目安と言われています。

たとえば生後2ヶ月の時点で1kgであれば、成犬時には3kgになっている可能性が高い、ということです。

絶対ではありませんが、一つのヒントにしてみてください。

また、親犬や兄弟犬のサイズも大きな手がかりになりますので、小さめサイズのポメラニアンを飼いたい方は、小さめの親から生まれた子を探すことをおすすめします。

ポメラニアンは太りやすい!?肥満チェックと予防のポイント

太ったポメラニアン
ポメラニアンは、小さいながら食欲が旺盛な子が多いこともあって、他の犬種より肥満になりやすいと言われています。

肥満を予防するためには、食事コントロールと適度な運動が必要です。

ポメラニアンの肥満チェックの方法と、予防のポイントをまとめてみました。

ポメラニアンの肥満度をチェックする方法

✔横から見て、ウエストにくびれがあるか?
✔上から見て、腰にくびれがあるか?
✔肋骨部をなでて、肋骨の感触があるか?
✔ウエストをなでて、くびれが感じられるか?
✔腰をなでて、腰骨の感触があるか?

ポメラニアンの成犬時体重は、1.5~3.5kgが平均ですが、体重だけでは肥満かどうか判断できません。

個体によって体格が違いますので、全体的な脂肪の付き方を見て判断しましょう。

そのために役立つのが「BCS(ボディ・コンディション・スコア)」という指標です。
環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」

見た目と触った感覚をもとに、「BCS1(痩せ)」「BCS2(やや痩せ)」「BC3(理想的)」「BCS4(やや肥満)」「BCS5(肥満)」の5つに分類します。

大切なのは、「横からの見た目」「上からの見た目」「肋骨の浮き具合」「腰骨の浮き具合」です。

上のチェックポイントを参考に評価し、BCS4とBCS5の場合はダイエットを開始しましょう。

ポメラニアンの肥満を予防する方法

✔フードとおやつを与えすぎない
✔1日2回の散歩を欠かさない
✔運動量が足りない場合は室内での遊びを取り入れる
ポメラニアンが肥満になるかどうかは、毎日の生活にかかっています。
もっとも基本となるのは、「必要な量のフードを与えて、おやつは与えすぎない」というこどです。
おやつは、しつけやご褒美に役立ちますが、飼い主さんにとっては「ほんの一口」でも、ポメラニアンのような超小型犬にとってはカロリー過多になることもあります。
おやつを与えるなら、その分フードを減らすなどの工夫が必要です。
また、運動も欠かさないようにしましょう。
ポメラニアンは基本的に長時間の散歩を必要としませんが、できれば1日2回、最低でも15分は歩かせることをおすすめします。
天気が悪くてお散歩できない時や、散歩してもパワーがあり余っている時は、室内での遊びも取り入れてください。

ポメラニアンのダイエットは食事制限が基本

✔フードの量を減らす
✔低カロリー・低脂肪のフードに変える
✔食事回数を増やす

ポメラニアンのダイエットは、運動より食事コントロールが中心となります。

いつものフードを1つまみ~2つまみくらい減らすか、量を減らしたくない場合は低カロリー・低脂肪のフードに切り替えます。

急激な食事制限をすると、ポメラニアンのストレスや体調不良につながりますので、いきなりフードを半分に減らすようなことはしないでくだだい。

「1週間で、体重の1%程度を落とす」ことを目標にしましょう。

空腹感を抑えるためには、食事回数を増やすのも有効です。

これまで1日2回だった場合は、1日のトータル量は減らさず、3回に増やしてあげましょう。

もちろん運動量が足りていなかった場合は、散歩の時間を少し長めにとってください。

まとめ

✔ポメラニアンが成犬になるのは生後10ヶ月くらい
✔ポメラニアンの成犬時の体重は1.5~3.5kg
✔「生後2ヶ月の体重の3倍」「生後3ヶ月の体重の2倍」が目安
✔ポメラニアンは太りやすいため、体重管理が重要
✔ダイエットは食事コントロールが中心
ポメラニアンは超小型犬のため、大型犬に比べると成長が早く、生後10ヶ月程度で成犬になると言われています。
平均体重は1.5~3.5kgですが、「先祖返り」などで規格外に大きくなる子も少なくありません。
体重だけで肥満かどうかは判断できませんので、体のくびれの有無や、骨の浮き具合などをチェックしましょう。
もし肥満になってしまったら、食事量を少し減らす、低カロリー・低脂肪のフードに変える、などの工夫が必要です。
ポメラニアンに健康で長生きしてもらうためにも、適正体重をキープできるように意識してみてくださいね。