柴犬をそのまま小さくした豆柴。ただでさえ小さいのに、赤ちゃんともなるとその可愛さにメロメロになってしまいますよね。
ペットショップに並ぶ豆柴の赤ちゃんは生後約2ヵ月です。この記事では豆柴の赤ちゃんの気になる価格や育て方、里親になる方法などをまとめています。
豆柴の赤ちゃんを家族としてお迎えしたいと思っている方はぜひ参考にしてくださいね。
豆柴の赤ちゃんの基礎知識|生まれる頭数・体重・カラーなど
まずは豆柴の赤ちゃんの産まれる頭数や体重などの基本的な情報から見ていきましょう。
豆柴の赤ちゃんの出産頭数は平均2~3頭
犬は大型犬ほど出産頭数が多く、小型犬になればなるほど少なくなります。
豆柴はからだが小さいため、少なければ1頭、平均2~3頭を出産します。
母犬の体がさらに小さければ生まれてくる赤ちゃんが少なく、1頭だけということもあるようです。
豆柴の赤ちゃんの体重は1kg未満
出生時 | 1kg未満 |
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生後2ヵ月 | 1.5kg |
生後3ヵ月 | 2.0kg |
生後6ヵ月 | 4.0~4.5kg |
生後1年 | 5~6㎏ |
豆柴の出生時の体重は1㎏未満。とても小さくて軽く、片手の手のひらにすっぽりくるまれるほどです。
生後2ヶ月目頃にはおよそ1.5倍から2倍の大きさまで成長します。
生後6ヵ月を超えることから、成犬に近い体重まで成長し、最終的にはオスで5~6㎏、メスは4~5㎏くらいまで大きくなります。
大きくなるといっても、柴犬の成犬がオスで8~12㎏、メスは7~10㎏程度ありますので、豆柴が柴犬の約半分くらいしかないことがよくわかりますね。
豆柴の赤ちゃんのカラーは4種類
豆柴のカラー | 特徴 |
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赤 | 豆柴の約8割が赤の毛色を持つ。キツネのような明るい茶色をしており、お腹や頬、目のまわりが白い。 白色の出方は個体によって異なる。 |
黒 | 全体の約1割ほどしかいない黒豆柴。体のほとんどは黒い毛に覆われているが、口や頬のまわり、胸、足は白く、眉のように見える斑点が特徴。 |
白 | 黒の豆柴より希少な白色。耳の先だけ赤が入っていたり、からだにも赤が混じることがある。生まれて間もない頃は全体的に赤が混じっていたりするが、成長とともに薄くなる。 |
胡麻 | 赤、白、黒すべての色が混じった色を胡麻色といい、とても希少。胡麻の豆柴が産まれる確率は非常に低く、ペットショップで販売されることはほとんどない。 子犬の頃は胡麻色をしていても、成長とともに薄くなって別の毛色になることもある。 |
豆柴の毛色は上の表にあるように赤、黒、白、胡麻の4色です。ペットショップやブリーダーでよく見るのは赤の豆柴でしょう。次に、白、黒の順で少なくなっていきます。
胡麻色の豆柴はほとんどお目にかかることのないほど非常に数が少ないので、ペットショップに並ぶことはほとんどありません。
また、希少性のある黒や白の豆柴は、数の多い赤より価格が高くなりがちです。
豆柴の赤ちゃんの値段相場は?
ブリーダー | 300,000円~690,000円 |
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ペットショップ | 220,000円~550,000円 |
※「ブリーダーナビ」、ペットショップのCOO&RIKUの価格を参照しています。(ただし、生体のためそのときにいる個体によって価格は上下します。)
豆柴のブリーダー価格と、ペットショップで販売されている価格を比較してみました。平均すると最多価格は40万円~50万円。
また、子犬を産めるメスの方が価格が高く、ブリーダーもメスを手元に残す傾向があるため、メスの方がオスより価格はやや高めです。
犬の価格は近年高騰していますが、小型犬ブームの影響もあり、豆柴の価格の高騰も今後もしばらく続くと予想されています。
豆柴の赤ちゃんは里親募集している?
里親募集サイト | 特徴 |
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いつでも里親募集中 | 1997年に発足した老舗の里親募集サイト。犬や猫など、登録されている動物の数が多い。利用には会員登録が必要。 |
ペットのおうち | 元の飼い主の事情により飼えなくなったペットと、ペットを飼いたい人との交流を目的に作られたサイト。会員登録をすればすぐに利用できる。 |
ジモティ―(里親カテゴリ) | 地元の掲示板「ジモティ」の里親カテゴリー。会員登録なしですぐに使え、地域ごとに検索できる。間に入る人や団体がないため、利用は自己責任。 |
NPO法人ライフボート | ライフボートは、保健所などで殺処分される予定だった犬と猫をライフボート保護し、里親さんを探す活動を行う団体。2021年1月には救助頭数20,000頭を超えた。 |
OMUSUBI | 審査制の保護犬・保護猫のマッチングサイト。全国100以上の団体が登録している。 |
豆柴をペットショップやブリーダーからお迎えするのではなく、里親を募集しているサイトからお迎えしたいと考えている人もいるでしょう。
里親募集のサイトを検索してみると、上の表のような5つの有名里親募集のサイトがいくつか見つかりました。
上記のサイトのなかから豆柴の里親募集を見てみると、確かに里親募集中の豆柴は何頭かいましたが、それが本当に豆柴かどうかはわかりません。
標準より少しだけ小さな柴犬だったり、豆柴だと思って購入したら、大きくなりすぎて飼えなくなった柴犬だったりするかもしれません…。
必ず豆柴を飼いたいと思うなら血統書を確認するのはもちろんのこと、どういう事情で里親に出されているのかといったことも確認する必要があります。
特に、ジモティのような、元の飼い主が直接里親を募集しているようなサイトを利用するのは、譲渡後のトラブルを避けるためにも慎重にならなければなりません。
また、里親に出されているからといって無料で里親になれるのではなく、それまでの飼育費やワクチン接種費用、ボランティア活動費用などを請求されることがほとんどです。
里親募集のサイトから豆柴をお迎えするなら、預かりボランティアの方やそれまでの飼い主の方とよく話し合って譲り受けましょう。
豆柴の赤ちゃんの育て方・飼育方法
豆柴の赤ちゃんをお迎えして慌てないためにも、豆柴の育て方、飼育方法を理解しておきましょう。
ここでは、豆柴の基本的な飼育方法について解説しています。
揃えておきたいもの
・ベッド
・トイレトレー
・トイレシーツ
・ドッグフード
・食器
・シャンプー
豆柴の赤ちゃんをお迎えするにあたり、最低限必要な飼育用品をまとめてみました。
子犬を迎えていきなり部屋の中を自由にさせるのではなく、ケージやサークルに入れておきましょう。
ケージの中にはトイレシートをセットしたトイレトレーと、柔らかいベッドを設置します。ケージはベッドとトイレトレーがすっぽり入る大きさを用意すると良いでしょう。
まだ赤ちゃんのころは排泄したトイレの上で寝てしまうことも多いので、犬用のシャンプーを用意しておくと安心です。
その他、水やドッグフードを与えるための食器類も必須。子犬が食べやすい大きさのものを用意してあげましょう。
部屋の飼育環境を整える
豆柴を家にお迎えするまえに、まずは家の中の環境を整えましょう。
お迎え当初は環境が変わったせいもあり、怖がる様子を見せるかもしれませんが、本来豆柴の子犬はとても活発です。
また、もともと豆柴は猟犬だっため、オモチャで遊んだり体を動かしたりすることが大好きな犬種です。
噛まれると困るものをしまったり、電源ケーブルのような噛んでは危険なものにはカバーを付けたり、犬にとって有害な植物などは別の部屋に移動するか犬が届かない高い場所に設置したりして対策を講じましょう。
お迎え当初はケージの中で過ごさせますが、気がつけばケージのスキマから顔を出して電源ケーブルを噛んでいた…といった事故が起こることもあります。
豆柴の赤ちゃんをお迎えする前に、まずは家の中を見回して犬と生活するスタイルに変更しましょう。
基本的なしつけ方法
2:ムダ吠え
3:かみ癖
豆柴の赤ちゃんを迎え入れたらすぐにでもしつけを始めましょう。
特に家に来た当日から始めたいのはトイレトレーニング。クルクルと回って床のニオイを嗅ぐ仕草をしたり、ソワソワしたりするとそれがトイレの合図。
トイレトレーに連れて行って排泄させます。じょうずにできたら思い切り褒めてあげましょう。
トイレトレーニングと同時に始めたいのがムダ吠えやかみ癖のしつけ。豆柴は本来とても賢くて勇敢な性格をしています。
また、独立心が強く警戒心が強い一面も持っていますので、大きくなると知らない人や犬に吠えたり、噛みつく仕草を見せることも少なくありません。
自分の要求を通すために吠える場合は、無視をしてもかまいません。吠えても要求が通らないことを学ばせます。
また、噛んではいけないものを教えることも大切です。オモチャで遊んでいるときには褒めてあげ、人の手を噛もうとしたときには低い声で「NO」「ダメ」と教えます。
豆柴のしつけについて詳しくは下記の記事を参考にしてください。
コロコロと可愛い豆柴の子犬。片手に乗ってしまうほどの小さな体を見ると思わず頬ずりしたくなるほど。あまりの可愛さについつい甘やかしてしまう飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。豆柴は体は小さくても、もともとは柴犬のため、きちん[…]
まとめ
・豆柴の赤ちゃんの体重は1kg未満
・豆柴の赤ちゃんのカラーは4種類
・豆柴の最多価格は40万円~50万円
・里親募集のサイトで豆柴をお迎えはボランティアの方や元の飼い主とよく話し合って
・豆柴の赤ちゃんは「トイレ」「ムダ吠え」「かみ癖」を優先的にしつけをしよう