ヨークシャーテリアの子犬を買うならどこ?価格相場や子犬選びのポイントを解説

まるでぬいぐるみのようにかわいいヨークシャーテリアの子犬。

お迎えしたいけど、できるなら安い方がいい…と考えるのは当然ですよね。

そこでこの記事では、ブリーダーとペットショップ、犬の里親譲渡サービスの3つを比較し、どこでヨークシャーテリアの子犬を購入するのがベストな方法なのかを解説していきます。

良い子犬選びのポイントもご紹介しているので、ヨークシャーテリアの子犬のお迎えを考えている方はぜひ参考にしてくださいね。

ヨークシャーテリアの子犬を激安で買える?価格やサービスで比較

ブリーダーペットショップ里親譲渡サービス
平均価格238,000円~780,000円283,000円~646,000円無料
(ワクチン接種費用、養育費など別途費用が必要)

ブリーダーナビペットショップのコジマの値段を参照しています。(ただし、生体ですのでそのときにいる個体によって価格が異なります。)

ブリーダー、ペットショップ、里親譲渡サービスの価格を比較してみました。

子犬の価格はブリーダーの方が高いイメージがありますが、チャンピオン犬の子犬の価格を除外し、平均価格を見てみるとブリーダーの方がやや安いことがわかりました。

里親譲渡サービスは、子犬の価格こそ無料ですが、ボランティアとはいえ、実際に子犬を養育するために必要なワクチン接種などの費用については、譲渡の際に請求されることが多いようです。

ブリーダーは親犬や飼育環境を見せてもらえることもあるので、どんな犬から、どんな環境で産まれてきたのかを確認することも可能です。ヨークシャーテリアの子犬を迎えるなら、ブリーダーをおすすめします。

ヨークシャーテリアの子犬を選ぶ際の5つのポイント

ヨークシャーテリアの子犬は見た目の可愛さから、すぐに連れて帰りたい衝動に駆られることもあるでしょう。しかし、見た目だけで選ぶと後で後悔することがあるかもしれません…。

ここでは、ヨークシャーテリアの子犬を選ぶ際の5つのポイントについて解説しています。

1:どこで購入するか決める

 メリットデメリット
ブリーダー
  • たくさんの子犬の中から選べる
  • 親犬がどんな犬なのかがわかる
  • 専門知識を有しているため困ったときに相談できる
  • 兄弟犬や親犬と過ごす時間が長いので子犬の社会性が育つ
  • 買いたいタイミングに子犬が産まれていないことがある
  • 良心的なブリーダーを見極めるのが難しい
  • 子犬選びの際、予約が必要
ペットショップ
  • 買いたいタイミングに買うことができる
  • 気軽に抱っこしたりふれあったりすることができる
  • 親犬がどんな犬なのか見ることができない
  • ヨークシャーテリアの専門知識が少ない

ヨークシャーテリアの子犬をお迎えするとき、まずしなくてはならないのは、どこから購入するかを決めることです。

前章でご紹介した里親譲渡サービスは、ヨークシャーテリアの子犬が紹介されていることはほとんどないため、実質的にブリーダーかペットショップで選ぶことになります。

ブリーダーはヨークシャーテリアの飼育のプロなので、ヨークシャーテリアの性格や体質などの専門知識を持っています。そのため、購入後も心配なことがあれば相談に乗ってもらえることがあります。

また、予約をすれば子犬の見学が可能ですので、その際、どんな親犬から産まれてきたのか、どんな兄弟犬がいるのかも確認できるといったメリットがあります。ただし、買いたいタイミングに子犬がいないことや、良心的なブリーダーを見極めるのが難しいといった問題もあります。

一方のペットショップは、様々な店舗を比較すれば、短期間でしかも買いたいタイミングでヨークシャーテリアの子犬に出会うことができます。店員さんのお願いすれば、気軽に抱っこしたりふれあったりすることも可能でしょう。

ただし、親犬がどんな犬かを見ることは不可能ですし、あらゆる犬種を取り扱っているためヨークシャーテリアの知識が少ないといえます。

ブリーダーかペットショップか、それぞれのメリット・デメリットを確認して、どこで購入するかを決めておきましょう。

2:オスかメスかを選ぶ

オスの特徴メスの特徴
  • 甘えん坊
  • 成犬になっても人とよく遊ぶ
  • 人への関心が強い
  • 毛艶が良い
  • オスより小柄
  • 成犬になると落ち着いた性格になる
  • 情緒豊か
  • 生理がある

ヨークシャーテリアの購入場所を決めたら、次は性別をどちらにするかを決めましょう。ヨークシャーテリアのオスとメスでは表のような違いがあります。

一般的にはメスの方が小柄で飼いやすいため人気がありますが、メスはブリーダーが繁殖のために残すことが多いので、流通しているのはオスが多いです。

また、オスは成犬になっても無邪気でよく人と遊ぶため、いつまでも子犬のようなかわいらしさを持っています。一方のメスは成犬になると落ち着く子が多く、どちらかというと一人遊びが得意です。

どちらが良くてどちらが悪いということではなく、それぞれの特徴ですので、家族みんなが飼いやすいと思う方を選ぶと良いでしょう。

3:子犬の健康状態を確認する

チェックポイント
  • 目やにが異常についていないか
  • 黒目が濃く、生き生きしているか
  • 耳の内側が薄いピンク色をしているか
  • 悪臭はないか
  • 汚れていないか
  • 適度な湿り気はあるか
  • 鼻水が出ていないか
  • 歯並びは良いか
  • 歯茎は薄いピンク色をしているか
毛・皮膚
  • 皮膚をかゆがっていないか
  • なめらかで毛艶が良いか
  • 歩き方がフラフラしていないか
  • 不自然な歩き方をしていないか
おしり
  • 肛門まわりが汚れていないか

ブリーダーやペットショップでヨークシャーテリアの子犬を選ぶとき、上記の表のようなポイントで子犬の体をチェックしましょう。

健康な子犬はコロコロとよく遊び、目が生き生きしています。鼻も適度な湿り気があり、歯茎や耳の内側は薄いピンク色をしています。なお、寝ているときや寝起きの鼻は乾いています。

特にヨークシャーテリアは膝蓋骨脱臼を起こしやすい犬種ですので、おかしな歩き方をしていないかを確認しましょう。また、実際に抱っこさせてもらい、見た目より痩せていないか、あまりにも軽すぎたりしないかもチェックしておくと安心です。

これらのチェックポイントのうち、ひとつでも不安要素があるなら、他の子犬を選びましょう。

4:性格をチェックする

どんなに見た目が可愛くて健康状態が良くても、性格に問題があるなら購入を控えた方が賢明です。その子と10年前後一緒に暮らしていくのに苦労するからです。

性格は育ってきた環境に左右されることが多いですが、やはり生まれつきの性格の善し悪しがあるもの。良い性格の犬の方がしつけも入りやすいといえます。

良い性格の子犬とは、初対面でも目を見て近くに寄ってきたり、誰が触っても尻尾を振って喜んでいたりする犬です。

反対に人の顔をあまり見ない、触ろうとすると吠えたり暴れたりする、怖がって震えているといった行動をする子犬は要注意。

愛嬌があり、友好的な性格の子犬を選ぶとあとあと楽です。

5:毛色は変化することを知っておく

ヨークシャーテリアの毛色は子犬の頃からずっと同じ色で成長するのではなく、毛色が変化する犬であることを知っておきましょう。

子犬の頃は全体的に黒の毛色と茶色の毛色が混じる「ブラック&タン」ですが、その後にシルバーやゴールドに変化していきます。

ヨークシャーテリアは生まれた後に7回毛色が変化するともいわれていますが、色の変化には個体差があり、また、どのように変化するのかはわかりません。

ペットショップやブリーダーで一目惚れしたときより毛色が変化しても、それはヨークシャーテリアの特性なのだということを理解しておきましょう。

ヨークシャーテリアの子犬をお迎えしたら気をつけたい5つのこと

見た目も可愛く健康で性格の良いヨークシャーテリアの子犬が見つかったら、次は購入した後に気をつけておきたい5つのポイントについてお伝えしましょう。

1:家に着いたらケージの中に入れて休ませる

ヨークシャーテリアの子犬を購入し家に連れて帰ってきたら、用意したケージに入れて休ませてあげましょう。

子犬はペットショップやブリーダーさんのところから移動したり、初めての場所で緊張したりしてとても疲れています。

あまりの可愛さにいつまでも抱っこをしていたい気持ちはわかりますが、構い過ぎると子犬にストレスをかけてしまうことになるため、キャリーから出したらすぐにケージに入れておきましょう。

2:夜泣きをしても放っておく

ヨークシャーテリアの子犬が夜泣きをしても、かまわず放っておきましょう。

子犬は初めての環境、知らない人たちがいて不安が募っています。夜ともなれば、暗くて不安に思うのかクンクンと鼻を鳴らして鳴くこともあります。

しかし、子犬が夜泣きしたからといってかまっていると、鳴けば誰かが来てくれると思い込んで鳴く癖がついてしまいます…。

夜泣きをしてもかまうことなくそっと放置しておけば、そのうち鳴き止みます。かわいそうですが夜泣きは放っておきましょう。

3:興奮させすぎないようにする

ヨークシャーテリアはテリア気質といって、興奮しやすく頑固な性格をしています。

かわいい子犬を迎えた直後は、あまりの可愛さに高い声で名前を呼んだり、ついつい広いリビングに放して歩かせたりしがちですが、刺激がありすぎると興奮してしまい、なかなか落ち着かなくなってしまいます。

家にお迎えした後は、できるだけ興奮させることなく、落ち着いた環境で過ごせるように工夫してあげてください。そうすれば、落ち着いて飼い主の言うことをよく聞く良い犬になるでしょう。

4:我慢することを覚えさせる

ヨークシャーテリアは頑固な一面を持ち合わせているので、悪いことを許してもらうと、成犬になってからしつけのルールを変更しようとしてもなかなか素直に応じてくれません。吠えて抵抗するなど、強く自己主張をするようになってしまいます。

そうならないためにも、ダメなことはダメと子犬頃からしっかり教えて我慢させることが大切です。

ヨークシャーテリアはもともと飼い主の言うことはよく聞く頭の良い犬ですので、子犬の頃からしっかりしつけをしましょう。

5:たくさん褒めて教える

ヨークシャーテリアの子犬を迎えたら、飼い主さんとの信頼関係を築き、良い子に育ってもらうためにもたくさん褒めてしつけをしましょう。

犬はほめてもらうことで、さまざまなことを覚えていきます。

例えばトイレのルールは失敗を叱るのではなく、じょうずにできた瞬間に大げさなほど褒めてあげることで、「ここでトイレをするとほめてもらえる」と理解して、早くトイレの場所を覚えてくれるでしょう。

そのほかにも、ベッドで寝ていることを褒める、ご飯のときにマテができたら褒めるなど、たくさん褒めてあげてください。

まとめ

・ヨークシャーテリアの子犬を迎えるならブリーダーがオススメ
・ヨークシャーテリアの子犬を迎えるときは、「どこで買うか」「オスかメスか」「性格」「健康状態」で選ぶ
・ヨークシャーテリアは毛色が変化することを知っておく
・ヨークシャーテリアの子犬をお迎えしたら、まずはケージに入れて休ませる
・たくさん褒めてしつけをする

ヨークシャーテリアの購入先は実績と評判の良いブリーダーがオススメです。子犬の見学を容易に受け入れてくれたり、犬舎を見学させてくれたりするブリーダーを選べば安心です。

子犬を選ぶときは、オスかメスかを決め、性格や健康状態を必ずチェックしましょう。実際に抱っこさせてもらってチェックするとわかりやすいです。

ぜひ良い子犬を選んでヨークシャーテリアとの暮らしを楽しんでくださいね。