トイプードルのシルバーの特徴・性格・おすすめカット方法まで完全解説

トイプードルのシルバーは、その都会的でオシャレな外見から人気が高まっているカラーです。

エレガントな雰囲気で、最近大人気のレッド系とはまた違った魅力がありますよね。

この記事では、そんなシルバーのトイプードルの特徴や性格、気になる「退色」や、おすすめのカットなどについてご紹介していきます。

トイプードルのシルバーの基本情報まとめ

シルバーは、昔日本でプードルが飼われ始めた頃には一番多い色でしたが、最近ではすっかり希少なカラーとなってしまいました。

ブリーダーやペットショップのサイトを見ても、トイプードル全体の10%にも満たないのが現状です。

ただし、最近再びその魅力が見直されてきているようですので、今後はまたポピュラーなカラーになっていく可能性があります。

シルバーはトイプードルの基本色ではなく、中間色のため、生涯を通して毛色が変化しやすい点も特徴です。

トイプードルのシルバーの3つの特徴について

トイプードルの中でも、シルバーの子は他のカラーに比べてどのような特徴があるのか、3つご紹介していきます。

1.産まれた時は黒で、徐々にシルバーの毛が出てくる

シルバーのトイプードルの大きな特徴の1つが、「産まれた時はブラック」ということです。

早い子では生後40日前後から「顔→頭→首→ボディ」の順番で、「ブラック→グレー→シルバー」へと変わっていきます。

飼い主さんの口コミを見ると、生後8ヶ月～1年経つころにはだいぶ黒っぽい毛がなくなって、シルバーに変わることが多いようです。

また、シニア期に入ると今度は白っぽく変化していきます。

生涯を通じて毛色が変化しやすく、濃淡も個体差が大きいため、同じシルバーでも時期や固体によって色味が違う点がシルバーの特徴です。

ちなみに、JKC(ジャパンケネルクラブ)の公認カラーには、シルバーの他にシルバーベージュ・シルバーグレー・グレーなどもあります。

トイプードルの基本色は「黒・白・茶色」であり、その他はこれら3つを元にした中間色ですので、色の境目は意外とあいまいです。

どの色が強く出るかは成長しないと分からないことも多いため、血統書の毛色表記は後から変更できるようになっています。

2.シャイで独立心と警戒心が強い性格。ただし個体差も大きい

シルバーのトイプードルは、飼い主さん情報を参照すると「シャイな子が多い」ようです。

基本的には、トイプードルの明るく人なつこい性格は受け継いでいますが、中間色の傾向として「独立心が強い」「慎重派」などの一面も持っていることがあります。

もちろん個体差も大きく、中には天真爛漫な性格の子もたくさんいるのですが、白や黒などの基本色に比べると少し神経質な面もある可能性は覚えておきたいところです。

どちらかというと、根気強く愛情を注いでしつけができる方や、すでに犬の飼育経験がある方などに向いたカラーと言えるかもしれませんね。

3.平均価格は30万～50万円。希少なわりにリーズナブルな価格

ブリーダーとペットショップのサイトで、シルバーのトイプードルの価格を調べたところ、最多価格帯は30万～50万であることが分かりました。

どのカラーにも言えることですが、オスよりメスの方が価格は高くなります。

オスだと20万円台から買える子もいますので、シルバーはトイプードルの中ではわりとリーズナブルな方です。

ちなみに、ブリーダーの子犬の中には100万を超える子もいますが、ほとんどが超小型のティーカッププードルです。

最近は体の小さなトイプードルが人気ですので、特に小さい子ほど高額で売買されます。

トイプードルのシルバーに似合うカットを3つ紹介

他の色とはひと味違う上品さが魅力のシルバートイプードル。

毛量もたっぷりある子が多いため、色々なカットができるのも楽しみですよね♪

ここでは、トイプードルのシルバーに特に似合うおすすめカットをご紹介していきます。

①テディベアカット【マズル短めの子にはこれモコモコでかわいい】

テディベアカットといえば、レッドやアプリコットの子に似合うイメージがありますが、実はシルバーにもよく似合います。

特にマズルが詰まっている子には、一度は試したいカットです

上品でかわいいぬいぐるみのようになりますよ♪

頭をまあるくカットするとコアラのようなイメージにもなりますので、ぜひお試しを。

②ラムカット・コンチネンタルクリップ【シルバーの上品さを生かしたスタイル♪】

ラムカット

コンチネンタルクリップ

シルバーの上品さを生かしたカットといえば、羊さんスタイルの「ラムカット(ラムクリップ・ラム＆ケネルクリップ)」もおすすめです。

ひと昔前のプードルによく見かけたカットですが、今でも十分可愛いですし、特に白やシルバーの子にはとても似合います♪

ひと昔前といえば、セレブ感あふれる「コンチネンタルクリップ」も、シルバーの子にはかなりお似合いです。

最近は少なくなったからこそ、街でも目を惹くこと間違いありません。

マズルの長い子は、思い切ってこのような顔バリスタイルにしてみてはいかがでしょうか？

③アフロカット【ほわほわの丸い頭が文句なしにかわいい】

アフロカットは、もともと海外で人気のカットでしたが、この頃日本でも人気が高まってきました。

頭～耳～あごまでをまあるくつなげたカットで、とにかくホワホワで可愛い

特に白に近いシルバーの子は、タンポポの綿毛のようにキュートに仕上がりますよ♪

ちなみに、シルバーは子犬のころ、毛の巻きがあまり強くない子が多いようです。

成長とともに巻きが強くなって、アフロカットを楽しめるようになる子が多いですよ。

トイプードルのシルバーを飼育する際に注意したい3つのこと

希少性が高くエレガントなシルバーですが、他のカラーにはない特性がいくつかあります。

飼育するにあたって、いくつか注意したいことを3つまとめてみました。

①思ったようなシルバーにならない可能性も考えておく

トイプードルのシルバーは、子犬の頃は一見ブラックと見分けがつかないほど黒いです。

ただし、毛をかき分けてみると、ブラックの子が根元まで真っ黒なのに対し、シルバーの子は白っぽい色が見えます。

さらに、親犬や先祖犬の情報も考慮した上で、シルバーとして販売するのですが、実はシルバーの子の毛の変化は個体差が大きいです。

濃い色が強ければ、シルバーよりグレーに近い色になりますし、白が強ければ薄めのシルバーになります。

そういった個体差も含めて、成長とともに毛色が変化していくのを楽しむのが一番です。

一般的には、生後2ヶ月ごろからお顔にシルバーが出てきて、その後トリミングするごとにシルバーが広がっていき、8ヶ月も経つころにはだいぶ色味が固定してきます。

ただ、その後も微妙に色が変化することはありますし、シニア期に入ると退色していくため、ずっと同じ色が続かなくて当たり前、と思っておきましょう。

②こまめなブラッシングで毛の絡まりを防ぐ

シルバーのような中間色は、白や黒などの基本カラーに比べると毛が細い子が多いと言われます。

その分、毛が絡み合ってもつれやすく、毛玉もできやすいため、こまめなブラッシングが必要です。

できれば1日1回、スリッカーブラシで毛をほぐして汚れを落とし、仕上げにコームを通しましょう。

この時、ブラシの先端で皮膚を傷つけないように注意してくださいね。

よくお手入れされたシルバーは本当に毛並みが美しく、自慢のワンちゃんになってくれると思いますよ♪

③繊細で少し気難しい子もいるかも？

性格の項でご説明した通り、シルバーのトイプードルは他のカラーに比べて独立心が強く、少し神経質な一面があると言われています。

もちろん個体差も大きいのですが、中にはやや気難しい子もいるようです。

そういう子の場合、天真爛漫タイプのトイプードルに比べると、しつけに時間がかかる可能性もあります。

しかし、いったん信頼した相手に対しては、まっすぐに愛情表現をしてくれる子が多いようですよ♪

そのためにも、常に一貫したしつけをして、ワンちゃんにとっての頼れるリーダーになりましょう。

トイプードルのシルバーの購入方法：ブリーダーとペットショップどっちで買うべき？

まとめ