シーズーの子犬は里親募集してる?格安で飼う方法を紹介

目も顔も体もまん丸で、ぬいぐるみのように愛くるしいシーズーの子犬。

「お迎えしたいけれど、ペットショップやブリーダーから購入するのは高い…」と悩んでいる方もいると思います。

そこで思いつくのは、里親になるという方法ですが、果たしてシーズーの子犬の里親募集はあるのでしょうか?

この記事では、シーズーの子犬を格安でお迎えするためのさまざまな方法をご紹介していきます。

シーズーの子犬の価格は「20万~40万円」

販売元生後3ヶ月以内のシーズーの価格
みんなのブリーダー260,000~460,000円
ブリーダーナビ188,000~418,000円
Coo and RIKU153,780~439,780円
ペットショップのコジマ217,800~503,800円

※2021年8月18日時点のデータ

ブリーダーとペットショップのサイトでリサーチしたところ、生後3ヶ月以内のシーズーの平均価格はどちらも20万~40万でした。

現在は動物愛護法によって、生後56日を経過しないと犬や猫を販売できないため、お迎えできるのは早くても生後2ヶ月くらいになります。

基本的には、月齢が小さければ小さいほど価格は高めです。

ただし、トイプードルやチワワなどに比べるとシーズーの子犬の価格は落ち着いており、突出して高額な子はほとんど見られません。

シーズーの子犬の里親募集は非常に少ない

里親募集サイトシーズーの里親募集(現在募集中)うち1歳未満
ジモティー13件0件
ペットのおうち20件0件
いつでも里親募集中20件0件

※2021年8月18日時点のデータ

シーズーの子犬の里親事情を調べるべく、ペットの里親募集サイト3つをリサーチしてみました。

いずれのサイトでも、シーズーの里親募集は10~20件近くあるものの、1歳未満の子犬に限っては0件という結果になりました。

若くても3~4歳で、全体的には10歳以上の老犬が多いです。

ざっと見たところ、保護団体による募集よりも、事情があって途中で飼えなくなった一般家庭による募集の方が、比較的若い年齢の犬が多い印象を受けます。

ただ、過去の募集を見ると、ごく少ないながらもシーズーの子犬の里親募集案件がありました。

「自宅で子犬が産まれたから、引き取り手を探している」というケースです。

非常にまれではありますが、可能性としてはゼロではない、と言えるでしょう。

シーズーの子犬を格安で手に入れる5つの方法

シーズーを格安で手に入れる方法価格の安さ難易度
1.子犬が産まれた知人からもらう5.0 5.0
2.生後4ヶ月以上たったシーズーを探す 4.0 2.0
3.ミスカラーのシーズーを探す 4.0 4.5
4.ブリーダーの自社サイトから購入する 3.0 2.0
5.里親サイトや譲渡会をこまめに覗いてみる5.0 3.0

シーズーの子犬を無料または格安でお迎えする方法を、いくつかまとめてみました。

中には難易度の高いものもありますが、ぜひ参考にしてみてください。

①子犬が産まれた知人からもらう

料金無料
注意点
  • 子犬の健康状態やワクチンの状況の確認が必要
  • トラブルを避けるために「譲渡契約書」などを作成しておく

もっともラッキーな方法は、シーズーの子犬が産まれた家から直接もらうことです。

可能性は低いですが、もし身近にシーズーの子犬の引き取り手を探している人がいるなら、ぜひお願いしてみましょう。

情報を得るためにも、日ごろから犬の飼い主さんと仲良くなっておくのがおすすめです。

「でも、タダでもらうのはちょっと…」とためらってしまうかもしれませんが、生き物を有償で他人に譲渡するためには「動物取扱業」の登録が必要ですので、一般の個人にお金を払って犬を売ってもらうことはできません。

お礼がしたい場合は、生体代としてではなく、あくまで「気持ち」として少額のお金を渡すか、ワクチンや健診済みであればその費用を負担する、という形が良いでしょう。

子犬の健康状態やワクチン接種の有無などは、必ず確認してください。

また、後々のトラブルを防ぐためにも、できれば元親さんと相談の上、「譲渡契約書」のようなものを作成して交わしておくと安心です。

②生後4ヶ月以上たったシーズーを探す

料金10万~40万円
注意点

社会化されていない・トイレのしつけができていない可能性がある

一般的に、生後2~3ヶ月の子犬は価格が高めです。

逆に、4ヶ月以上たつと値下がりすることが多いため、シーズーの子犬を少しでも安く手に入れたい場合は、生後4ヶ月以降の子を中心に探してみることをおすすめします。

ショップによっては、10万円以下で売られていることもありますよ。

ただしペットショップの場合、大事な「社会化期」と呼ばれる時期(生後2~4ヶ月ごろ)をショップの中だけで過ごしてしまうことが多いため、何らかの問題を抱えてしまうケースもあります。

たとえば、外の世界におびえてしまう、噛む力加減が分からない、などです。

また、トイレのしつけもできていない可能性があることは理解しておく必要があります。

ブリーダーの場合、ドッグランや散歩などで社会化できていることが多いですし、トイレのしつけもされている可能性が高いため、不安な方はブリーダーで探してみてください。

③ミスカラーのシーズーを探す

料金10万~40万円
注意点
  • 販売頭数が少ない
  • まれに染色体異常のケースがある

通常より安く売られているシーズーの中には、ミスカラーの子もいます。

ミスカラーとは、公式に認められていない毛色のことです。

ただし、シーズーの場合あらゆる毛色が認められているため、ミスカラーというと「片方にしかブチがない」「極端に色素が薄い」などのケースに限られます。

基本的にミスカラーの子は安く売られることが多いので、格安で手に入れたい方にはおすすめです。

ただ、シーズーのミスカラーは少なく、ペットショップやブリーダーのサイトを見ていてもほとんどヒットしません。

また、ミスカラーの個体には染色体に異常があるケースもあるため、健康状態などはよく確認の上でお迎えすることをおすすめします。

 ④ブリーダーの自社サイトから購入する

料金10万~40万円
注意点

サイトを持っていないブリーダーもいる

最近はインターネットのおかげで、ブリーダーから直接子犬を迎えることが容易になりましたが、実はブリーダーのサイトは2種類あります。

1つは仲介業者の作ったサイト、もう1つはブリーダー自身が作成している自社サイトです。

仲介業者のサイトでは、数多くのブリーダーの子犬の中から好みに合った子を検索できます。

しかし、売買が成立した場合、ブリーダーは仲介業者に成約手数料を支払うシステムになっているため、実はその分が価格に上乗せされているケースも多いのです。

一方、ブリーダーの自社サイトを見てみると、同じ子犬が数万円安く掲載されていることもあります。

場合によっては、値下げ交渉に応じてもらえる可能性もありますので、少しでも安くシーズーの子犬を手に入れたい方には自社サイトがおすすめです。

ただ、中には自社サイトを持っていないブリーダーもいます。

その場合は電話連絡の上、犬舎に直接見学に行ってみましょう。

サイトがなくてもFacebookのページを開設しているブリーダーもいますので、ぜひ調べてみてください。

 ⑤里親サイトや譲渡会をこまめに覗いてみる

料金原則無料
注意点
  • 子犬は人気なので競争率が高い
  • 譲渡の条件が厳しい場合がある

格安でシーズーの子犬をお迎えしたい場合は、里親募集サイトや、保護犬の譲渡会などをこまめにチェックするのも1つの方法です。

ただ、上でもご説明した通り、里親募集サイトでシーズーの子犬が出てくるケースは多くありません。

譲渡会にいる犬も、保健所や、事情があって飼えなくなった家庭から引き取られた子が多いため、成犬が中心です。

また、子犬(特に純血種)は里親希望者が殺到することが多く、その場合は家の環境や家族構成、犬の飼育歴などで判断されることもあります。

保護団体の中には、世帯収入や家の間取りなどを含めて、かなり条件を厳しく設定しているところもあるようです。

とはいえ、根気よくチャンスをうかがっていれば、シーズーの子犬に出会える可能性は決してゼロではありません。

ちなみに、里親募集サイトや譲渡会は「販売」とは違うため、生体代を支払う必要はありませんが、医療費や寄付としていくらかのお金がかかることはあります。

特に保護団体から譲渡してもらう場合、経費の一部として30,000~50,000円程度を負担することが多いことをあらかじめ理解しておきましょう。

激安のシーズーには健康上のリスクがある場合も

✔鼻水や咳が出ていないか?
✔目やにや涙が多くないか?
✔お尻が汚れていないか?
✔歩き方におかしなところはないか?
✔フードの食いつきが良いか?

犬は、15年近く一緒に過ごす家族の一員です。

値段が安いに越したことはありませんが、それ以上に「健康」が大切であることは言うまでもありません。

残念ながら、格安で販売されている子犬の中には、健康に何らかの問題を抱えている子もいます

ペットショップやブリーダーで格安のシーズーの子犬を見つけたら、安易に購入せず、健康状態をしっかりチェックしましょう。

ペットショップの場合、営業時間内であればいつでも見に行けますので、色々な時間帯に行って様子を見てみるのが一番です。

体力に問題のある子犬は、朝は元気でも、夕方になるにつれて元気がなくなることが多いので、ぜひ確認してください。

格安で売られている理由が、「月齢が大きくなったから」「ミスカラーだから」などの場合は安心ですが、「なぜこの子が?」と思う場合は注意が必要です。

万が一、購入後に病気が見つかった場合の保証についてもしっかり確認しておきましょう。

まとめ

✔シーズーの子犬の価格相場は20~40万円
✔シーズーの子犬の里親募集は非常に少ない
✔生後4ヶ月以上・ミスカラーの子は値引きされることが多い
✔ブリーダーは自社サイトから購入した方が安い可能性がある
✔不自然に格安で販売されている場合は、健康チェックを念入りに
シーズーの子犬は、残念ながら里親が募集されているケースはかなり少ないです。
時間をかけて根気よく探せば、めぐり会える可能性はゼロではありませんが、純血種の子犬は人気が高いため、争奪戦になることもあります。
もっと堅実にいくなら、生後4ヶ月以上の子を探してみる、仲介業者を通さずブリーダーから直接購入する、などの方法がおすすめです。
ただし、あまりに激安で販売されている場合は、健康に問題がある可能性も疑ってみた方がいいでしょう。
いくら安く手に入れても、その後莫大な医療費がかかってしまっては元も子もありません。
そもそも、犬を終生飼育する場合、一匹あたり約300万円の費用がかかると言われていますので、実は最初の生体代は微々たる出費です。
その後長くかかる費用のことも頭に入れて、本当に生涯面倒を見られるのかをじっくり考えた上で子犬をお迎えすることをおすすめします。