まんまるなお顔に、ぺちゃっとしたお鼻が可愛いシーズーをお迎えしたいと思っている方は多いのではないでしょうか？
そこで気になるのが、値段ですよね。
近年、子犬の価格の高騰にともない、シーズーも以前より高値で販売されるようになってきています。
この記事では、シーズーの値段相場や、ペットショップとブリーダーの価格比較、高い子と安い子の違いなどをまとめてみました。
シーズーの値段相場は「20万～40万」
| 犬種 | ブリーダー価格 | ペットショップ価格 |
|---|---|---|
| シーズー | 250,000～460,000円 | 70,000～500,000円 |
| トイプードル | 198,000～1,650,000円 | 100,000～858,000円 |
| チワワ | 80,000～995,000円 | 100,000～549,800円 |
| ポメラニアン | 198,000～880,000円 | 100,000～788,000円 |
| ミニチュアダックスフント | 225,000～528,000円 | 100,000～500,000円 |
| フレンチブルドック | 300,000～3,000,000円 | 229,800～908,000円 |
| ミニチュアシュナウザー | 253,000～558,000円 | 169,800～500,000円 |
※「みんなのブリーダー」「ペットショップCoo&RIKU」の検索結果を参照
ブリーダーサイトとペットショップのサイトで調べたところ、シーズーの価格帯は「7万～50万円」で、その中でも最多価格帯は「20万～40万円」でした。
ひと頃に比べると高騰してはいるものの、他の小型犬と比べると比較的価格は落ち着いている方だと思われます。
他の小型犬では、高い子になると100万円を超えることもありますが、今回調べた限りシーズーでそこまで高額な子は見当たりませんでした。
特にペットショップでは、成犬に近くなってくると10万円以下で売られる子もいます。
シーズーを買うなら、ブリーダーとペットショップどっちの値段が安い？
| 販売元 | シーズーの価格 |
|---|---|
| みんなのブリーダー | 250,000～460,000円 |
| ブリーダーナビ | 165,000～418,000円 |
| Coo and RIKU | 70,000～500,000円 |
| ペットショップのコジマ | 173,800～503,800円 |
ブリーダーとペットショップ、それぞれのシーズーの販売価格をリサーチしてみました。
今回調べたところでは、両者に大きな差はなく、やはりどちらも「20万～40万」が最多価格帯となっています。
ただ、ペットショップの「Coo and RIKU」では、生後半年ほど過ぎたシーズーが10万円以下で売られているのを確認できました。
それ以外は、価格に大きな差はあまりないと言っていいでしょう。
価格以外では、ブリーダーの方が「親犬や兄弟犬と長く一緒に過ごせるため、情緒が安定しやすく、社会化もされやすい」といったメリットがあります。
また、犬舎に見学に行けば、親犬や兄弟犬を見られるのも大きな利点です。
シーズーの値段の差は何で決まる？価格が高くなる5つの要素とは
| シーズーの値段を左右する8つの要素 | 値段への影響度 |
|---|---|
| 1．性別 | 3.5 |
| 2．サイズ | 4.5 |
| 3．年齢 | 4.5 |
| 4．顔立ち | 4.0 |
| 5．血統 | 4.0 |
上でご紹介した価格表を見ても分かるように、同じシーズーでも10万円台で売られている子もいれば、40万円以上する子もいます。
その違いはどこから来ているのでしょうか？
ここでは、シーズーの価格に影響を与える5つの要素をご紹介します。
①【性別】オスよりメスの方が若干高い
| みんなのブリーダー | Coo and RIKU | |
|---|---|---|
| オスの価格 | 191,400 円～400,000 円 | 77,000～318,780円 |
| メスの価格 | 191,400 円～439,780 円 | 197,780円～406,780円 |
シーズーに限りませんが、犬は基本的にオスよりメスの方が高額です。
理由としては、「オスの方がしつけに手がかかりやすい」「メスの方が体が小さめ」などが考えられます。
シーズーは他の小型犬に比べると、性別による価格差はそれほど大きくありませんが、少しでも安く購入したい場合はオスを中心に探してみましょう。
②【サイズ】極小サイズの子ほど高い
| シーズー(成犬)の平均体重 | 4.5～8.0kg |
|---|---|
| 40万円以上のシーズーの成犬時体重(予想) | 3.0～5.0kg |
どの犬種にも言えることですが、サイズが小振りであるほど価格は高めです。
シーズーの成犬の平均体重は4.5～8.0kgですが、40万円台のシーズーの予想体重を見ると、3.0～5.0kgが多い印象を受けます。
中には「2.0～3.0kg予想」と書かれた子もいて、その小ささには驚くばかりです。
ただし、あまりに小さすぎる子は健康上のリスクがありますので、慎重に検討しましょう。
また、予想はあくまで予想に過ぎないため、実際は大きくなる子もいます。
サイズにこだわりたい方は、両親犬や兄弟犬の体重を確認して参考にしてみてください。
③【年齢】月齢が低いほど高い
| 生後3ヶ月の平均価格 | 26万～46万円 |
|---|---|
| 生後6ヶ月以降の平均価格 | 7万～40万円 |
子犬は、月齢が低い子ほど価格が高くなります。
シーズーも同様で、今回調べたところではブリーダー・ペットショップともに、生後4～5ヶ月になると安くなる印象を受けました。
生後半年を過ぎると10万円台になることもあります。
ちなみに、現在は動物愛護法によって生後56日を過ぎないと犬や猫を販売できないため、シーズーをお迎えできるのは早くて生後2～3ヶ月です。
少しでも安く購入したい場合は、生後4ヶ月以降の子を中心に探してみるといいでしょう。
④【顔立ち】小顔で目鼻立ちの整った子ほど高額
✔目鼻立ちのバランスが良い
✔ブレーズ（目と目の間の白い部分）がきれいに入っている
顔の可愛さも価格を左右します。
シーズーの子犬は、特に小顔の子が高額になりやすいです。
また、目がくりくりしていて、目鼻立ちが左右対称でバランスの整っている子は「美人」「イケメン」として高く売られています。
毛色でいうと、パーティーカラーのシーズーの場合、ひたいから顔にかけて白い「ブレーズ」がきれいに入った子は価値が高いようです。
同じく、しっぽの先が白い子も評価が高くなります。
⑤【血統】チャンピオン血統の子は高い
両親犬や祖父母犬にドッグショーのチャンピオンがいる子は、基本的に価格が高いです。
チャンピオン犬とは、ドッグショーで優秀な成績を収めた犬のことで、その犬種の理想的な見た目(スタンダード)に近ければ近いほど高く評価されます。
「JKCチャンピオン」「アメリカチャンピオン」「インターチャンピオン」などの血統を引いているシーズーは、30万円以上する子が多いでしょう。
ただし、他の犬種と比べると特別高額な子は少なく、今回のリサーチでは100万もするようなシーズーは見当たりませんでした。
シーズーは毛色による値段の違いはあまりない
- ゴールド＆ホワイト
- ブラック＆ホワイト
- グレー＆ホワイト
- ブラウン＆ホワイト
他の犬種と比較すると、シーズーは毛色による価格の違いは少ない方です。
シーズーの毛色は、2色が混ざった「パーティーカラー」と、単一色の「ソリッドカラー」の2種類に分けられ、基本的にあらゆる毛色が認められています。
日本ではパーティーカラーのシーズーが多く、特に「ホワイト＆ゴールド」の人気が高いです。
一方、ソリッドカラーのシーズーは少なく、ブリーダーでもペットショップでもあまり見かけることはありません。
珍しい分、パーティーカラーよりソリッドカラーの方が価格が高くなる可能性はあるでしょう。
また、黒に茶褐色が混ざった「ブリンドル」というカラーも近年人気です。
とはいえ、他のカラーに比べて極端に高額で売られているわけではありません。
まとめ
✔他の犬種に比べると超高額な子は少ない
✔ブリーダーとペットショップの価格差はあまりない
✔メス・小振り・月齢が低い・小顔で美人(イケメン)な子は高額になりやすい
✔カラーによる価格差は少ない
ブリーダーとペットショップの価格差はあまりありませんが、親犬や兄弟犬とたっぷり一緒に過ごせるブリーダーの方が、情緒が安定しやすいメリットがあります。
ただ、結局はどちらも店によりますので、飼育環境が良く、健康に育っているシーズーを選んでくださいね。