ミニチュアダックスフンドの平均寿命は14.7歳ギネス最高齢と長生きのコツを解説

短い足で懸命に歩いたり走ったりする姿が愛らしいミニチュアダックスフンド。

これから家族としてミニチュアダックスフンドを迎えようと思っている人や、今、家族として一緒に暮らしている人は、愛犬に少しでも長生きしてもらいたいと思っているのではないでしょうか。

そこで今回は、ミニチュアダックスフンドの平均寿命と、少しでも長生きしてもらうためのコツをご紹介していきます。

どんなことに気をつけて飼育すれば良いのか分からなかった人はぜひ最後までごらんくださいね。

ミニチュアダックスフンドの平均寿命は平均14.7歳犬の中では長寿

引用:アニコム損保保険会社ニュースリリース「犬種別の平均寿命を調査」 

ペット保険大手のアニコム損保が調査した犬の平均寿命を見ると、ミニチュアダックスフンドは2位の14.7歳。

たくさんの犬種の中でかなりの長生きといえますね。

また、犬全体の平均寿命が約13.7歳ということを考えれば、ミニチュアダックスフンドが長生きなのがよくわかります。これはあくまでも平均寿命なので、日頃からの生活や食事に気をつければさらに長生きできる可能性を秘めています。

ちなみに、9位にいるカニーヘンダックスフンドは、ミニチュアダックスフンドよりさらに小型のダックスフンドです。

犬は体が大きければ大きいほど短命だといわれていますが、カニーヘンダックスフンドやチワワのような小さな犬は一般的な小型犬よりさらに寿命が短いといわれています。

愛犬の食事や運動などに気をつけて、できるだけ元気に長生きしてほしいものですね。

ミニチュアダックスフンドのギネス最高齢は21歳

ギネスブックに掲載されているミニチュアダックスフンドの長寿記録はなんと21年と114日

平均寿命の14.7歳をはるかにこえるご長寿ですよね。

このギネス記録はあくまでも一例ですが、犬の健康を願ってドッグフードは日々進歩していますし、病気の早期発見に飼い主さんが努めることで、この記録を破る犬が出てくる可能性があります。

また、ギネス最高記録の犬はオーストラリアンキャトルドッグの29歳160日という記録が残っています。

参考:Wikipedia「List of longest living dogs」 

ミニチュアダックスフンドの寿命を伸ばす5つのコツを解説

ここからは、愛犬に少しでも健康で長生きしてもらうために、気をつけておきたい5つのポイントをご紹介します。

平均寿命を超えられるよう、頑張ってみましょう

1：年齢にあった良質な食事

まず真っ先に気をつけておきたいポイントのひとつは、年齢あった良質なドッグフードを与えることです。

ホームセンターやペットショップで販売されている一部の安価なドッグフードは、量をかさ増しするために穀物を多く入れたり、人が食べられないようなグレードの肉を入れたりして作られています。

愛犬に長生きしてもらうために、ヒューマングレードの食材を使用しているドッグフードや、合成着色料や合成保存料、香料などが添加されていないものを選ぶようにしましょう。

また、子犬には子犬に必要な栄養素があり、成犬には成犬の健康を維持するために必要な栄養素、老犬に老犬の体を優しく守る栄養素が必要です。

その時々の年齢にあったフードが販売されているので、じょうずに利用して愛犬の健康を守りましょう。

2：肥満に気をつける

ミニチュアダックスフンドは肥満予防がとても大切です。

ミニチュアダックスフンドを含むダックスフンドはもともと猟犬だったこともあり、小さな体に見合わず運動量を必要とします。

毎日朝晩の散歩をかかさずおこなうことで運動不足を解消することができます。また、適度な運動は肥満予防になるのはもちろんのこと、糖尿病や心臓病の予防にもなります。

お天気が悪い日や体調が悪い日でない限り、1日2回、それぞれ30分程度のお散歩をさせてあげましょう。お散歩ができない日は、家の中でボール遊びをするなどして、愛犬の体調や体力に合わせて遊んであげるようにしましょう。

3：椎間板ヘルニアに気をつける

ミニチュアダックスフンドは胴長短足のため、他の犬種に比べると腰に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアになりやすい犬種です。

椎間板ヘルニアは後ろ足がヨロヨロしていたり、後ろ足が立たなかったり、抱っこをしようとすると悲鳴をあげるなどの症状が出ることで発見されることが多い病気です。

治療は内科療法（薬の服用や運動制限）と外科療法（手術）がありますが、命を落とす病気ではないにしろ、いずれも犬に大きな負担がかかることには違いありません。

先ほどお伝えした肥満予防はもちろんのこと、フローリングのような滑りやすい床を滑りにくくするよう工夫したり、激しい運動を控えたりすることがとても大切です。

万一、椎間板ヘルニアの症状が少しでも見られたら、すぐに獣医さんに受診することをおすすめします。

参考:ダクタリ動物病院 

4：定期的な健康診断

犬も人間と同じように、定期的な健康診断で病気を早期発見・早期治療することはとても大切です。

私たち人の場合は、痛いところ、つらい症状を口に出して医師に伝えることができますが、犬はそれができないため、気がついたときには病気が進行していることがあります。

老齢期だけではなく成犬期でも、毎年のフィラリア検査や狂犬病予防のために獣医さんの元へ行ったついでに、年に1回健康診断を受けることをおすすめします。

健康診断は血液による検査だけではなく、糞尿検査や身体検査を受けておくと安心です。

5：デンタルケア

人と同様に、平均寿命が伸びている犬もデンタルケアが健康の秘訣です。

デンタルケアを怠ると、3歳までの約80％の犬が歯周病や歯肉炎といった歯の病気を発症しているといわれています。

歯や歯肉に異常があると、口のまわりを気にしたり、床に顔を押しつけたりするしぐさが見られます。

ひどくなると、口からフードをこぼしやすくなるなどの症状が見られるので、「おかしいな」と思ったらすぐに獣医さんに相談し、デンタルケアをおこないましょう。

犬用のデンタルケア用品がたくさん販売されていますが、いきなり歯ブラシのようなものを口に入れると犬は不安でいっぱいになります。ですので、まずは口まわりを触ることになれさせた後、ガーゼで歯を磨き、それにも慣れてきたら歯ブラシで磨いてあげましょう。

参考:犬の歯医者さん

まとめ