トイプードルは、基本的に月1度のトリミングが必要です。
しかも、トイプードルのトリミング料金は、なんと人間のカット料金よりも高額…
そのため、飼育代の中でもトリミング代はかなり大きなウェイトを占めます。
後で「知らなかった」と後悔しないためにも、トイプードルのトリミング代の相場についてじっくり解説していきます。
トリミング代を節約する方法や、格安で済ませる裏ワザなどもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
トイプードルのトリミング・カット料金の相場は約8犬の中でもやや高め
トイプードル | 6,500円~ |
---|---|
チワワ | 4,500円~ |
ミニチュアダックス | 5,000円~ |
パピヨン | 5,000円~ |
ポメラニアン | 5,000円~ |
コーギー | 6,500円~ |
ボーダーコリー | 8,500円~ |
ゴールデンレトリバー | 10,000円~ |
まずは、トイプードルのトリミング代の相場から見ていきましょう。
比較するために、他の人気犬種のトリミング代(シャンプー込み)も一緒にリサーチしました。
どの犬種も、大体5,000円以上のトリミング代がかかります。
中でもトイプードルは、小型ながら毛量が多いため、金額は高めです。
今回リサーチした中では、安いところでは3,500円、高いところでは15,000円のサロンがありました。
5,000円以下の場合、爪切りや耳掃除、肛門絞りなどの各種ケアが付かない場合が多いようですのでご注意ください。
トイプードルのトリミングの頻度は「月1回」が目安
トイプードルは抜け毛が少ない分、放っておくとどんどん毛が伸びてしまうため、月1回程度のトリミングが必要です。
長く切らないままでいると、伸びた毛がもつれたり、毛玉ができたりします。
特にトイプードルの巻き毛は、毛玉のできやすさがネックです。
毛玉ができると、皮脂やホコリがたまって不衛生になるほか、皮膚が引っ張られることで犬が痛みを感じたり、皮膚炎を起こしたりすることもあります。
しかも、毛玉がある状態でトリミングを受けると「毛玉料金」がかかる場合が多く、結局は高くついてしまうことも。
基本的にトイプードルのトリミングは月1回、短めのカットでも「もって2ヶ月」と考えましょう。
トイプードルのトリミングを格安で済ませる3つの方法
トイプードルの飼い主さんの中には、「できるだけトリミング代を節約したいんだけど…」という方もいらっしゃると思います。
トリミング代を浮かせる方法を3つご紹介しますので、参考にしてみてください。
1.専門学校のモデル犬に応募する
専門学校名(所在地) | 料金(トイプードル) |
---|---|
吉田学園動物看護専門学校(札幌) | 500円 |
日本ペット&アニマル専門学校(東京) | 2,500円(ケネル&ラムクリップカットのみ無料) |
東京ペットビジネススクール(東京) | 2,200円~ |
日本ペット文化学院(三重・滋賀) | 3,240円 |
イシハラペットワールド プロトリマースクール(山梨) | 2,500円~3,500円 |
ブレーメン動物専門学校(徳島) | 2,500円~ |
格安でトリミングを受けるおすすめの方法が、トリマーの専門学校のモデル犬になることです。
トリマー専門学校では学生の技術向上のために、カットの練習台になってくれるモデルを募集しています。
実際の募集を見ると、料金は500円~3,000円が多く、サロンに比べると格安です
ただし、学校によってはモデル犬の条件を細かく決めているため、条件に合わない場合は応募できないこともあります。
また、あまりに毛玉が多い子や、これまでサロンでのシャンプー・カット経験が1回もない子も、お断りされることがあるようです。
カットの要望も、ある程度は聞いてもらえますが、細かく指定はできない点にも注意しましょう。
もし近くの専門学校で募集しているなら、ぜひ応募してみてくださいね。
2.部分カットや新規割引を活用する
・最低限のサービスだけを利用する
・新規割引のあるサロンをめぐる
普通のサロンでトリミング代を浮かせる方法としては、部分カットの利用があります。
サロンによっては、「顔だけ」「お尻回りだけ」など、好きなところだけカットできるメニューを用意しています。
それを利用して、たとえば「ボディは2ヶ月に1回短めにカット、顔は毎月カット」という通い方もできるのです。
安いところでは、顔だけのカットなら1,000円くらいでやってくれるところもあります。
この場合、体の毛が伸びすぎないようにサマーカットのような短さにしてもらうか、もしくは飼い主さんが自分でカットしてあげましょう。
他には、最低限のサービス(シャンプー+カットだけ)のあるサロンを利用する、という手もあります。
多くのサロンでは、トリミング料金の中に爪切りや肛門腺絞りなども含まれていますが、それらがオプションになっているサロンは料金が安いです。
あとは、新規のお客さん限定の割引があるサロンをいくつかまわってみるのも1つの方法です。
ただし、人見知りのワンちゃんには毎回同じサロンの方が安心ですので、ムリはしないでくださいね。
3.こまめにシャンプーやブラッシングをする(毛玉対策)
トリミング代を節約するために大切なのが、日ごろのケアです。
特にトイプードルのトリミングで厄介になるのが、「毛玉」。
毛玉が多い場合、オプションで別料金がかかるサロンがほとんどです。
毛玉料金は、個数に関わらず500円くらいに設定されているサロンが多いのですが、中には「15分500円」のように時間制になっているところもあります。
サロンによっては、あまりに毛玉の量が多い場合、5,000円以上の追加料金がかかることも。
何より、ワンちゃんの体に良くありませんので、普段からこまめにブラッシングしてあげましょう。
できたばかりの小さな毛玉なら、スリッカーブラシでほぐすこともできます。
また、シャンプーは意外と毛玉のできる原因になりますので、できればサロンにお任せするのがおすすめです。
自宅でシャンプーする場合は、必ず事前にしっかりブラッシングしましょう。
トイプードルのトリミングを自宅でしたい自分でうまくやる方法は?
「トリミング代を節約するなら、自分でカットするのが1番いいのでは?」と思った飼い主さんもいることでしょう。
トイプードルのカットは難しいため、基本的にはプロに任せるのがベストですが、少し伸びた毛を自分でそろえるくらいなら、それほど難しくありません。
ここでは、簡単なセルフカットのやり方をご紹介していきます♪
用意するものと下準備
✔バリカン
✔コーム
✔スリッカー
✔犬用シャンプー
トリミングは、①ブラッシング②シャンプー③ドライヤー④カットの流れで行ないます。
まずは、スリッカーでもつれた毛をほぐした後、コームで十分にとかしましょう。
それからシャンプーで汚れをしっかり落とし、ドライヤーで乾かします。
この時、ドライヤーの風を足元から上に向かって当てて、毛を立たせるように空気を送り込むと、毛がふわっとして、その後のカットやバリカンがしやすくなりますよ。
基本的なカットの仕方
✔お尻まわり
✔手足の先と裏
優先的にカットしたい部分は、まず目のまわりです。
あごの毛を持って顔を固定し、コームですくってから、目にかかる部分をカットしていきます。
ケガをさせないよう、小さなハサミかすきバサミを使うのがおすすめです。
お尻まわりも排泄物が付きやすい部分ですので、必ずカットします。しっぽを持ち上げて、ハサミかバリカンですっきりカットしましょう。
手足の毛も、伸びると自分で踏みつけたり、足がすべったりして危険です。
足裏の毛はバリカンを使い、肉球が見えるようにカットしましょう。この時、指と指の間に挟まっている毛をコームでしっかりかき出すのがポイントです。
手足の先も、コームにハサミを添わせるようにして、余分に伸びた毛をカットしてください。
これらの部位だけでもセルフカットできれば、サロンに行く頻度を少なくできる可能性があります。
慣れないうちは1回ですべて済ませようとせず、何日かに分けて行なってもOKです。
トイプードルの自宅カットで起こりがちな失敗
✔ハサミで皮膚が傷ついてしまった
✔バリカンで皮膚が赤くなってしまった
まとめ
✔トイプードルのトリミング頻度は「月1回」が目安
✔専門学校のモデル犬になると、格安でカットしてもらえる
✔毛玉ができると料金が高くなるため、普段から十分なブラッシングを
✔目・お尻・手足だけでもセルフカットできると、トリミング代を節約できるかも