パグの赤ちゃんが飼いたい値段や育て方、里親になる方法など全解説

クリクリの目に独特の困り顔で愛嬌抜群のパグ。

小さくて可愛らしい赤ちゃんのうちから飼ってみたい方もたくさんいると思います。

この記事では、これからパグの赤ちゃんを飼ってみたい方に向けて、パグの値段や育て方、里親になる方法などをまとめました。

パグの赤ちゃんの基礎知識|生まれる頭数・体重・カラーを解説

パグの赤ちゃんの基本情報
パグの出産頭数:平均2〜3匹
パグの赤ちゃんの体重:170〜180g
パグのカラー:フォーン、シルバー、アプリコット、ブラック

まずはパグの赤ちゃんに関する基本情報を見ていきます。

パグの赤ちゃんの出産頭数は平均3〜5匹

パグの赤ちゃんの出産頭数は平均3〜5匹

犬は大型犬になるほど出産頭数が多く、小型犬ほど少なくなると言われています。

小型犬であるパグは、1回の妊娠で出産する頭数はそれほど多くなく、3〜5匹くらいです。

それでも人間に比べると多いですが、犬の中で見ると多産なわけではありません。

しかし、ワンちゃんによって個体差があるので、1匹だけで生まれてくる場合もあれば5匹以上で生まれてくる場合もあります。

パグの赤ちゃんの体重は170〜180g

パグの赤ちゃんの体重は170〜180g

パグの赤ちゃんは、一般的な小型犬の出生時体重と同じで、170〜180gほどです。

そこからどんどん成長し、生後2ヶ月頃には約1.3kg、生後5ヶ月頃には約4.6kgまで増えます。

たったの5ヶ月で出生時の約25倍です…

さらに生後8ヶ月になる頃には成犬とほぼ同じくらいの体重になり、最終的には6.3〜8.1kgまで成長します。

パグは小型犬の中でも体重が重たい犬種と言われているため、あっという間に大きくなってしまうのです。

月齢ごとの詳しい体重は「パグの成犬のサイズは?成犬のパグと暮らすために気をつけたい3つのこと」で解説しています。

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パグの赤ちゃんのカラーは4種類

カラー特徴
フォーン

フォーン

小鹿のような薄くて明るい茶色(薄茶色)
日本でよく見かける色
シルバー

シルバー

フォーンとグレーが混ざった色で光にあたるとキラキラと光沢
日本ではほとんど見かけないレアカラー
アプリコット

アプリコット

茶色に赤みがかった色(杏色)
昔はいたが、今では日本ではほとんど見かけないレアカラー
ブラック

ブラック

真っ黒なとても珍しいレアカラー

パグの毛色の種類はそれほど多くはなく、JKC(ジャパンケネルクラブ)の公認カラーは4種類です。

日本でよく見かけるカラーはフォーンと呼ばれるカラーで、小鹿のような薄くて明るい茶色です。パグといえばこの色が思いつくほど代表的なカラー。

その他にもアプリコットやシルバー、ブラックなどのカラーがあります。アプリコットは、茶色に赤みがかった色で、いわゆる杏色です。

昔は日本にも多くいたと言われていますが、今ではほとんど見かけなくなった希少なカラーです。

シルバーは、フォーンとグレーが混ざった色で、光にあたるとキラキラと光沢感があります。日本ではほとんど見かけることのないレアカラーで、1度見れたらラッキーなレベルです。

ブラックは、「黒パグ」の愛称で呼ばれ、交配によって作られたとても珍しいカラーです。海外では人気が高まっており、日本でもたまに見かけるカラー。黒い毛色の子は光を吸収しやすく体温調節が苦手で、熱中症になりやすいので迎え入れる際には注意が必要です。

ちなみにJKCで認められている上記4つのカラー以外にも白いパグも存在します。海外では人気が高いカラーですが、日本では滅多に見ることはできません。

パグは毛色も少なくレアカラーが多いので、お目当ての子に出会うのは難しいかもしれもせん。レアカラーのパグをお迎えする時は、悪質なブリーダーに気をつけましょう。

パグの赤ちゃんの値段相場は?

ブリーダーペットショップ
25〜60万円30〜65万円

※「みんなのブリーダー」「ペットショップのコジマ」で生後2ヶ月以内のパグを検索した結果

カラー値段
フォーン16〜60万円
シルバー18〜65万円
アプリコット日本ではほぼ売られていないため不明
ブラック日本ではほぼ売られていないため不明

現在、パグの赤ちゃんの値段相場は平均で36万円ほど。

ブリーダーサイトでは25〜60万円、ペットショップのサイトでは30〜65万円と購入する場所によって大きく差があります。

また、毛色やオス・メスによっても値段相場が異なるため、どこからどんな毛色の子をお迎えするのかによっても購入金額に差が出てきます。

基本的にパグは出産が難しい犬種なので、子犬の数が他の犬種に比べて多くありません。

そのため需要が高まってる近年ではさらに価格も高騰し続けおり、今後もしばらく続くと予想されています。

パグの詳しい値段相場や迎え入れ方については『パグの値段相場は?色・性別・年齢などによる違いも解説』で詳しく解説しています。

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パグの赤ちゃんは里親募集している?

里親募集サイト詳細
anifare
※パグの検索結果を表示
獣医師が賛同する里親募集サイト。
お引渡し時には健康診断と飼育アドバイスを行っている。
ペットのおうち
※パグの検索結果を表示
日本全国から里親募集の情報が寄せられるサイト。
犬の他、猫、爬虫類、魚の里親募集もあり。
ジモティー
※パグの検索結果を表示
全国の里親募集掲示板。
地域や犬種を選択して検索可能。
ペットの命
※パグの検索結果を表示
里親募集を募集している犬や猫を紹介するサイト。
迷子情報についても掲載している。
ふがふがれすきゅークラブ捨てられたい放棄されたワンちゃんを保護する団体。
パグやフレンチブルドッグを中心に保護しているため、パグの飼育や情報は網羅している。
HOGOKEN CAFE殺処分される前の犬や猫を保護しているカフェ。
里親募集も行っている。
華club飼育できなくなった一般家庭からのレスキューや繁殖業者の引退により行き場のないワンちゃんをレスキューしている。

ネット調べてみると犬の里親を募集しているサイトは数多くありますが、パグの赤ちゃんの募集はそれほど多くはありません。

もちろん募集自体はしていますが、生まれながらに疾患を持っている子や虐待や飼育放棄された子が多くいるのも事実。

ペットショップではなく里親募集からの迎え入れは命を救うことにも繋がるので良いことではありますが、初めて犬をお迎えする方にはちょっとハードルが高いかもしれません。

里親になりたいと考えている方は、ちゃんと最後まで育てられるのかを今一度しっかり考え、パグの特徴や育てられた背景をしっかりと確認することが大切です。

しっかりとお世話されたパグの赤ちゃんを飼いたい場合は、信頼できるブリーダーやペットショップを当たってみましょう。

パグの出産って?赤ちゃんが生まれるまでの様子

パグの妊娠〜出産まで

犬にはヒートと呼ばれる発情期が年に2回あり、この時期に交配させることで妊娠します。

妊娠期間は通常63日前後で、パグに限らずどの犬種も同じくらいの期間です。

妊娠から63日前後で出産を迎えますが、パグのような短頭種は他の犬種に比べて難産が多いと言われています。

難産になる原因の多くは、大きな頭と肩がお産の時につっかえてしまうためです。

なるべく難産を避けるためにも妊娠期間中は無理な運動はさせないようにし、高栄養フードを与えるようにします。

出産は帝王切開になることもあるので、事前に動物病院などを調べておくようにしましょう。

実際にパグが赤ちゃんを産む瞬間を撮影した動画はこちら

パグの赤ちゃんの育て方・飼育方法

パグの赤ちゃんの育て方

パグの赤ちゃんをお迎えする前にはしっかりと育て方について学んでおくことが大切です。

ここでは、基本的な飼育方法について簡単にご紹介します。

揃えておきたいもの

  • ケージ、サークル
  • トイレトレーとシート
  • 犬用ベット
  • おもちゃ
  • 食器類
  • ドッグフード
  • ブラシ、シャンプー

パグの赤ちゃんをお迎えするために必要最低限のものをまとめました。

ケージ・サークルは、トイレのしつけや子犬のスペースを確保するためにも欠かせない用品の1つです。飛び跳ねたりしても脱走できないくらいの高さのものや天井付きのものがおすすめ。

トイレトレーとシーツも、トイレトレーニングのためにも早い段階で用意しておきたい用品です。

犬は本能的に寝る場所と同じ場所では排泄をしたがらないため、寝る場所とトイレの場所をできるだけ離して用意しておきましょう。

犬用ベットは子犬の落ち着く場所を確保するための必需品です。季節に合った素材のものを用意しておくのがポイント

おもちゃは、歯の生え変わりや噛み癖のしつけ、遊びのためにも用意しておくといいと思います。誤飲を防ぐためにもある程度大きさのあるものを選びましょう。

その他、食器やドッグフード、お手入れ用のブラシやシャンプーなどの消耗品も忘れずに

すべてを1つずつそろえると結構な金額になるので、ケージ・サークルや餌入れ、ベッドなどが揃えられたスターターセットでの購入も検討してみてください。

部屋の飼育環境を整える

  1. いたずら対策
  2. ケージの設置場所確保
  3. スリップ対策

パグの赤ちゃんをお迎えする前には、ワンちゃんが住みやすいよう、部屋の飼育環境を整えておくことが大切です。

電気コードや薬品類、小さな物など、口にしたりいたずらされる物は、あらかじめ手の届かない位置に整理しておきましょう。

ケージを設置する際は、風通しの良い、明るい場所への設置がおすすめです。

またフローリングはワンちゃんにとって滑りやすく、足腰に負担がかかりやすくなるため、マットやカーペットを部分的に敷いてスリップを防止してあげましょう。

そして見落としがちなのが、木材の家具やソファーの傷対策子犬が噛まないよう苦手な味のスプレーをかけておくと安心です。

基本的なしつけ方法

  1. トイレトレーニング
  2. 食事トレーニング
  3. 噛みつき対策

パグは性格的に頑固なため、1度覚えたことは変えようとしません。

そのため、小さいうちから丁寧にしつけてあげることが、パグと仲良く生活していく上での大切なポイントです。

トイレトレーニング

パグのトイレトレーニング

まずお迎えしてすぐにでも始めたいのが、『トイレトレーニング』

眠る場所とは別にトイレを設置し、トイレタイムには誘導してあげるようにしましょう。

トイレタイムは、目を覚ました後食事後水を飲んだ後遊んだ後などが目安です。

正しい場所で排泄できたら、おやつを与えたり、褒めたりしてあげることも忘れずに

そうすることで、トイレで排泄ができたら「いいことがある」と徐々に覚えるようになります。

もし失敗しても叱ることは禁止叱ることで、ワンちゃんは排泄そのものを叱られたと誤解してしまうのえ要注意です。

食事トレーニング

次に、食事トレーニングです。
パグは食欲旺盛で太りやすい体質なので、小さいうちから食事管理を行います。

そのためにもまずは「おすわり」「まて」「よし」の合図で食事を与える訓練が必要です。

この合図は食事以外にもワンちゃんを大人しくさせたり、行動をコントロールする役目があり、トラブルの予防にも繋がります。

パグは単語やイントネーションの音で人間の言葉を聞き分けているため、サインや方向性を家庭内で統一するようにすることも重要なポイントです。

噛みつき対策

またしつけをする際には、『噛みつき対策』も忘れずにしておきましょう。

人の手を甘噛みしてきたら、厳しい態度でダメなことをしっかり教えてあげます。

いったん遊びをやめて他の部屋に移動したり、構わずに軽く無視することで、やってはいけないことだと覚えていきます。

まとめ

✔パグは小型犬で、10ヶ月から成犬となる
✔パグの赤ちゃんの相場価格は25〜65万円
✔生後2ヶ月のパグの体重は平均1.3kg
✔パグの赤ちゃんのカラーは「フォーン」「シルバー」「アプリコット」「ブラック」の4種類
✔パグの赤ちゃんの里親募集は少ない
✔パグの赤ちゃんのしつけで優先したいのは「トイレ」「おすわり・まて」「噛みつき」

あっという間に大きくなってしまうパグですが、それでも赤ちゃんのときから家族として迎え入れたい方は多いですよね。

しかし中には悪質なブリーダーもいるので、赤ちゃんパグを迎え入れる際にはパグの特徴や育てられた背景までしっかり確認しておくことが重要です。

またお迎え前には、必要なものを揃えるだけでなく、お部屋の環境を整えたり、しつけ方法についての知識を身に付けて、お互い気持ち良く過ごせる準備をしておきましょう。