フレンチブルドッッグのパイドの特徴・販売価格・注意点を完全解説

フレンチブルドッグには、ブリンドル・クリーム・フォーン・パイドといった基本的な4つの毛色があります。

今回ご紹介する「パイド」は、4つの毛色の中でも特に模様の個性が出やすく、一匹一匹が非常に魅力的ですよね。

また、ハニーパイドのような中々見ることのできないレアカラーも存在します。

今回は、そんなフレンチブルドッグのパイドの特徴や販売価格、選ぶ際の注意点について解説していきます。

フレンチブルドッグのパイドを飼いたい方、フレンチブルドッグのパイドについて気になっている方は、是非参考にしてください。

フレンチブルドッグのパイドの基本情報

購入のしやすさ
性格の特徴フレンチブルドッグは毛色による性格に違いはなし。人懐っこくて甘えん坊
体の特徴・白色をベースに黒色(ブリンドル)や茶色(フォーン)のぶち模様
・フレンチブルドッグの中でも一番個性の出やすい毛色
販売価格50万円~55万円
注意点・曾祖父母の代までにブリンドルが掛け合わされているかの確認
・悪質な業者による無理な繁殖・交配で生まれた可能性がある
・健康面に問題を抱えている可能性がある

フレンチブルドッグのパイドは、白色をベースに黒色(ブリンドル)や茶色(フォーン)の模様が入っている毛色のことを指します。

パイドの模様は、その見た目からぶち模様や牛柄と呼ばれており、フレンチブルドッグの中では一番個性の出やすい毛色です。

パイドは人気と希少性があり、フレンチブルドッグの相場よりもやや高めに価格設定される傾向にあります。特にハニーパイドのようなレアカラーは高いです。

しかし、人気と希少性があるが為に、フレンチブルドッグを商品としてしか見ていないような業者が、売れればいいと乱繫殖をしていることがあります。

なので、パイドを飼いたい方は、犬質や健康状態に問題ないか、購入するペットショップ・プリーダーさんは信頼できるかなど、注意深く見極めることが大切です。

フレンチブルドッグパイドの3つの特徴について解説

フレンチブルドッグのパイドのパイドには上記の3つの特徴があります。

それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

1.フレンチブルドッグのパイドは模様に個性が出やすい

 

パイドの模様に規則性はなく、同じ模様の子は二度と生まれないと言われてる程、個性が出やすい毛色です。

「左右がきれいに黒い」「片側だけ黒い(片パンチ)」「顔だけ黒い」「尻尾の周りが黒い」など、とにかく一匹一匹に個性が見て取れます。

同じパイドでも見た目が全然違うので、知らない人からしたら、同じ毛色と分からないかもしれません。

他のフレンチブルドッグのような柄ではなく、自分の愛犬ならでは個性を持ったフレンチブルドッグを希望する方に、フレンチブルドッグのパイドはおすすめです。

2.ハニーパイドと呼ばれるレアカラーがある

パイドの中には、白色をベースに薄茶色のフォーンが入った、ハニーパイド(フォーンパイド)と呼ばれる色もあります。

ハニーパイドを見極めるのは難しく、生まれた頃はクリームやフォーンだと思っていたら、実はハニーパイドだったということもあるそうです。

ハニーパイドは非常に珍しいため、タイミングよく出会うことができた飼い主さんは幸運の持ち主かもしれませんね。

ただし、こういったレアカラーは悪質な業者が無茶な交配をさせて、犬質・健康面に問題を抱えていることもあるので、注意しましょう。

3.平均販売価格は50万円~55万円。希少性も人気もあり高くなりやすい

COO&RIKUブリーダーナビ
販売価格45万円~67万円29万円~75万円
平均価格・相場約55万円約50万円
販売頭数12頭39頭

※販売価格及び販売頭数はその時々で異なります。

「ペットショップのCOO&RIKU」と「ブリーダーサイトのブリーダーナビ」で、フレンチブルドッグのパイドの販売価格や販売頭数を調べました。

COO&RIKUは140頭の内12頭、ブリーダーナビは213頭の内39頭のパイドが販売されています。

パイドの販売頭数は少ないものの、ほとんどいないというわけではありません。ただし、ハニーパイドのようなレアカラーは数が極めて少ないです。

相場は日々変化していきますが、フレンチブルドッグの相場が40~50万円程なのを考えると、フレンチブルドッグのパイドは相場よりもやや高めと言えるでしょう。

特にレアカラーや個性的な模様のパイドは、人気があり価格が高くなりやすい傾向にあります。

フレンチブルドッグのパイドを選ぶ際の3つの注意点

フレンチブルドッグのパイドを選ぶ際には、抑えておきたい3つの注意点があります。

どの注意点も重要なことなので、家族として迎え入れる前にしっかり確認しておきましょう。

1.曾祖父母の代までにブリンドルが交配されている

出典:一般社団法人ジャパンケネルクラブ

フレンチブルドッグは、色素の濃い健康的な犬を産んでもらう為に、片親がプリンドルであることが基本です。

逆に「パイド×パイド」「パイド×フォーン」のような色素の薄い掛け合わせは、皮膚が弱かったり、病気にやりやすくなる等、健康上の問題が多くなるので、好ましくありません。

ただし、絶対にダメというわけではなく、何代かに一度ならブリンドルを含まない交配でも問題ないとされています。

最低でも曾祖父母の代、できれば父母の代どちらかにブリンドルが掛け合わされた交配がされているか、血統書を見て確認をしましょう。

中には、血統書を改ざんする悪質なところもあるので、血統書自体が正式なものであるかの確認もしてくださいね。

カラーコピー等を用いて改ざんされた血統証明書が流通する事案が発生しています。血統証明書を取得した際は、次の丸い各ロゴが金箔になっているかどうか等、その真贋(しんがん)についてご確認ください。

出典:一般社団法人ジャパンケネルクラブ

2.信頼できるペットショップ・ブリーダーから購入する

先程解説したように、フレンチブルドッグの交配はブリンドルが掛け合わされることが基本であり、曾祖父母の代までにブリンドルが掛け合わされていないのは、好ましくありません。

悪質な業者、悪質なブリーダーの場合、人気の毛色を産ませることを優先して、犬の健康を度外視していることがあります。

健康なフレンチブルドッグのパイドを飼う為には、信頼できる優良なペットショップ・ブリーダーから購入するようにしましょう。

悪質な繁殖によって産まれたフレンチブルドッグのパイドを可哀想と思って購入しようとする方もいますが、それは悪質業者の手助けになってしまいます。

悲しむフレンチブルドッグと購入者を減らす為にも、きちんとフレンチブルドッグの繁殖・販売を行っている場所からの購入を考えてください。

3.自分の目で健康状態を確認する

・目が黒く、目の周りのアイラインがハッキリしているか
・鼻や肉球も黒いか
・骨格が変形しておらず、動きに不自然な様子はないか

フレンチブルドッグのパイドを選ぶ際には、自分の目で色素の濃い個体であるか、健康状態を確認しましょう。

パイドは人気の毛色なので、悪質な業者によって犬質の低いフレンチブルドッグのパイドが、乱繫殖させられていることも否定できません。

「目」「鼻」「肉球」が黒く、「アイライン」がハッキリしている子は、きちんと考えて交配された健康である可能性が高いです。

逆に色素が薄い子は、乱繁殖によって産まれたフレンチブルドッグの可能性があり、健康面に問題を抱えていることが考えられます。

また、歩いている様子などを見て、骨格や体形に異常がないか、先天性異常・遺伝性疾患は無さそうかの確認もしましょう。

まとめ

・フレンチブルドッグのパイドは模様に個性が出やすい
・フレンチブルドッグのパイドにはハニーパイドというレアカラーもある
・フレンチブルドッグのパイドの販売価格はやや高くなる傾向にある
・フレンチブルドッグのパイドを選ぶ際には曾祖父母の代までにブリンドルが交配されているか確認する
・フレンチブルドッグのパイドは信頼できるペットショップ・ブリーダーから購入する

今回はフレンチブルドッグのパイドについてご紹介しました。

フレンチブルドッグのパイドは、模様に個性が出やすい毛色で、中にはハニーパイドのような珍しい毛色もあります。

人気も珍しさもあり、フレンチブルドッグの毛色の中でも、販売価格はやや高めになりやすいです。

そして、フレンチブルドッグのパイドを選ぶ際には、血統書を見て曾祖父母の代までにブリンドルが掛け合わされているか確認しましょう。

ブリンドルが掛け合わされていない交配は、色素が薄く健康に問題を抱えているかもしれません。

フレンチブルドッグのパイドを飼うときは、信頼できるペットショップ・ブリーダーを見つけて購入するのがいいでしょう。