チワワ種類は全部で3種毛質2種・毛色8種の特徴についても徹底解説

世界一小さくて、大きな瞳と耳が愛らしいチワワ。人気犬種ランキングの常に上位にいるほど人気ぶりです。

そんな可愛いチワワの毛色や体つきにいくつか種類があるのをご存じでしょうか。

この記事では、チワワにはどれだけの種類があるのか、そのバリエーションについて解説していきます

チワワの種類は体格と毛質・毛色によって分けられる

 

チワワは「体格」「毛質」「毛色」によって3つのタイプに分けることができます。体格は「ドワーフ」「ハイオン」「スクエア」の3種類、毛質は「スムース(短毛)」「ロングコート(長毛)」の2種類、毛色はなんと代表的なカラーで8種類もあります。

ただし、チワワの特徴であるリンゴのような丸い頭の形や大きな瞳、短いマズルはどのタイプでも共通です。

また、平均体重は1.5㎏~3㎏、体高は約12~20㎝と小さいのも共通です。

性格は他の犬では毛色や毛質によって異なりますが、チワワの場合は毛色や毛質による性格の違いはありません。勇敢で機敏、好奇心旺盛なのに臆病です。

次章からは、チワワの体格や毛質、毛色についてくわしく解説していきます。

チワワの体格はドワーフ・ハイオン・スクエアの3種類

チワワのタイプ特徴
ドワーフ
がっしりとした体つきに短い手脚が特徴のドワーフ。ロングコート・チワワに多い体型です。見た目がコロコロしており、小さなチワワがさらに小さく見えるので、もっとも人気があります。
ハイオン
手脚がスラリと長く、細いことから「シカタイプ」と呼ばれることもあるハイオン。スマートでモデル体型をしています。

比較的、スムースコートチワワに多いです。

チワワの華奢なイメージが強調されているスタイルと言えるでしょう。

スクエア
ドワーフとハイオンの中間に位置する体型で、胴体と手足の長さのバランスが良いのが特徴です。

お散歩中に出会うチワワの中ではこのスクエアがもっとも多いです。

表にあるように、チワワの体型は「ドワーフ」「ハイオン」「スクエア」の3つに分かれています。

ドワーフはこの3つの体型の中ではもっともガッシリとした体型で、手脚が短いのが特徴です。

見た目がとてもコロコロしているので、愛嬌抜群

ハイオンは、まるでシカやバンビのように手脚が長くスラリとした体型をしています。体も細くて痩せ型のため、華奢なイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。

スクエアタイプは、ドワーフとハイオンのちょうど中間タイプです。

手脚と胴体の大きさのバランスがよく、ペットショップでは体型の表記はありませんがこのスクエアタイプがもっとも多いといわれています。

 

チワワの毛質はスムース・ロングの2種類

チワワのタイプ特徴
スムースコート
「飾り毛」とよばれる毛がない、全身の毛が短いタイプをスムースコートといいます。

なめらかでつややかな毛質なので手触りもGood♪

ロングコートに比べるとお手入れが楽です。

 

ロングコート
全身の毛が長く、耳や胸、手脚、尾に飾り毛とよばれる豊かな毛があるのが特徴です。

日本ではスムースコートよりロングコートのほうが人気があります。

お手入れはスムースコートより手間がかかります。

チワワの毛質の種類は毛の短い「スムースコート」と、毛の長い「ロングコート」の2種類があります。

スムースはなめらかでつやのある毛質が特徴で、触るとツルツルしています。

一方のロングコートは、飾り毛とよばれる毛が特徴で、ふさふさとした毛が風になびくほど豊かです。

お手入れはスムースコートのほうが楽ですが、どちらもダブルコートといって、上の毛(オーバーコート)と下の毛(アンダーコート)の二重構造になっています。

そのため、抜け毛はスムースでもロングでも多いので、こまめにブラッシングしてあげる必要があります。

特に毛の生えかわり時期である換毛期にはアンダーコートがよく抜けますので、毎日のブラッシングはかかせません。

チワワの毛色は大きく分けると3種類毛色による性格の違いはなし

チワワのタイプ特徴
単色(ソリッドカラー)
1色のみの毛色のことをソリッドカラーといいます。

クリーム、レッド、ホワイト、フォーンがこの毛色にあたります。

写真のようにソリッドカラーといっても顔まわりにうっすらと違う色が入ることが多いです。

 

2色(パーティーカラ-)
ベースとなる白色にもう一色差し色が入るタイプをパーティーカラーといいます。

ブラック&ホワイト、チョコタン、ブラックタンが代表的なカラーです。

ほかにも、フォーン&ホワイトなどもありますが、いずれにも地の色に他の色が混じることをパーティーカラーといいます。

3色(トライカラー)
ベースとなる2色に加え、タンとよばれる眉毛のような模様が入るタイプをトライカラーといいます。

ブラックタン&ホワイトがあります。

眉毛のような模様が表情を豊かにしてくれるため人気のカラーです。

チワワの毛色は大きく分けると単色の「ソリッドカラー」、2色の「パーティーカラー」、2色に眉毛のような模様入った「トライカラー」の3種類があります。

チワワの代表的なカラーは全部で8種類あり、それぞれがソリッドカラー、パーティーカラー、トライカラーのいずれかに属します。

また、毛色で性格が変わるトイプードルとは異なり、チワワは毛色による性格の違いがありません。

勇敢に見えるブラックタンや、優しく見えるクリームもチワワらしい性格をしています。

チワワは臆病で警戒心が強いけれど、勇敢で好奇心旺盛な性格です。このすべての性格を持ち合わせている個体もいれば、臆病な性格が際立っているコや、勇敢な性格が目立つコもいます。

チワワの毛色は全部で8種類

ブラックタンベースのブラックに茶や黄色の褐色の差し色が入っている毛色。

チワワのなかではもっとも人気があるカラー。

色の入り方で表情が異なるのも人気の秘密。

レッド全身がクリームより濃く、赤茶色の毛のことをレッドといいます。

成長するにつれて毛色が薄くなることもあります。

ソリッドカラーの代表的なカラーです。

ホワイトホワイトは全身が真っ白な毛で覆われているのが特徴です。

ただしチワワの場合、個体によっては目のまわりに薄いがベージュが入ることがも多いです。

ソリッドカラーのチワワです。

ホワイト&ブラックブラックをベースに白が混じっている毛色。白い毛は個体によって入る場所が異なります。

また、タンはありません。

パーティーカラーとよばれる毛色です。

ブラックタン&ホワイトブラックをベースに白が混じり、タンのある毛色。

ブラックとホワイトの毛色のバランス、またはタンの出方は個体によって異なります。

3色入っていることからトライカラーと呼ばれています。

イエロー(クリーム)全身が黄色の淡いクリーム色に包まれています。

タンはありません。

淡いゴールド色をしているため、イエローともクリームともよばれています。

単色のソリッドカラーです。

チョコタンチョコレートタンを略してチョコタン。チョコレート色の毛に包まれ、黄褐色のタンがある毛色です。子犬の頃はブラックタンと間違うほどの濃い毛色の場合があります。

2色のパーティーカラーです。

フォーンゴールドに近いレッド系の毛色のチワワ。

レッドよりも薄い毛色をしています。

単色のソリッドカラーに属します。

チワワの毛色は豊富で、代表的なカラーは全部で8種類あります。

もっとも人気があるのはブラックタンで、続いてチョコタンも人気。眉毛のような模様が表情を豊かに見せてくれるため、他の毛色より人気があるようです。

前述のように、チワワは毛色による性格の違いはありませんので、自分の好みの毛色や個体ごとの性格を見ながら選んでみましょう。

チワワのブラックタン、ブルータン、チョコタンの毛色については下記の記事でくわしく解説しています

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腕を組むチワワ

 

まとめ

・チワワの体格はドワーフ・ハイオン・スクエアの3種類
・チワワの毛質はスムース・ロングの2種類
・チワワの毛色は「ソリッドカラー」「パーティーカラー」「トライカラー」の3種類
・チワワは毛色による性格の違いはなし
・チワワの代表的なカラーは8種類

チワワには体格や毛質、毛の色の違いによってさまざまなバリエーションがあります。

個体によって体格も毛質も毛色も異なるため、まったく同じコはいません。

ペットショップやブリーダーさんのところからお迎えしたときは、そのコの個性を大切に育ててあげてくださいね。