世界一小さな犬チワワ。可愛いからといって何もしつけをしなければムダ吠えやかみ癖などの問題行動につながる可能性があります。
いくら可愛い愛犬でも、人と暮らしていく以上しつけは必須です。しっかりと服従訓練をおこないましょう。
この記事ではチワワのしつけに必要な主なトレーニング「ムダ吠え」「かみ癖」「トイレトレーニング」「お散歩」「お留守番」の5つについて、くわしく解説していきます。
チワワのしつけに悩んでいた、もっとお利口になって欲しいと思う人はぜひ参考にしてくださいね。
チワワのしつけをする時期は生後3ヵ月を目安に
チワワは非常に賢い犬ですので、大人になってからでも十分しつけられます。しかし、子犬の頃からしつけをするほうが早く覚えられるのも事実。
特に「社会化期」といわれる生後3ヵ月までの期間は、人やその他の動物、オモチャなどの物などに慣れていく重要な時期です。
ペットショップやブリーダーさんから迎えた子犬はすでに生後8週を超えていますので、家にお迎えしたときからしつけをスタートするとよいでしょう。
チワワの子犬のしつけについては以下の記事で詳しくご紹介しています。
世界一小さな犬チワワ。日本の住宅事情に合っていることや運動量の少なさから、毎年人気犬種の上位に位置するほどの人気ぶりです。そんなチワワの子犬を家族として迎え入れたとき、どうやって育てていけば良いのか不安に思う人もいるのではないでしょ[…]
チワワのしつけに必要なトレーニングは主に5つ
ここからはチワワに必要な5つのトレーニングについて詳しく解説していきます。
さっそく1つずつ見ていきましょう。
1:チワワのしつけ:ムダ吠え
・子犬のうちに人や犬に慣らしておく
・回避策を考える
インターホンが鳴ると吠える、犬や人とすれ違うときに吠えるなど、犬のムダ吠えと言われる行動に辟易している飼い主さんも多いのではないでしょうか。
これを防ぐには、子犬の時期からたくさんの犬や人、モノに慣らしておく必要があります。つまり新しい刺激に耐性をつけるのです。
前述のとおり、生後12週までの社会化期はいろんなことを吸収する時期です。
チワワは警戒心が強く非常に勇敢な性格のため、怖くて吠えたり果敢に攻めるために吠えたりするなど、吠えやすい犬種です。そのため、特にこの社会化期の過ごし方によって今後が大きく変わってきます。なるべくいろいろな経験をさせましょう。
また、何かを要求するときにも吠えやすいため、それに応じていると「吠えると要求を聞いてくれる」と犬が勘違いします。そのため、吠えて要求する癖には絶対に応じないようにしましょう。「吠えても要求は通らないんだよ」ということを教えます。
さらに、犬が吠えそうになったら声を掛けて飼い主のほうへ向かせるなど、回避策を考えるようにしましょう。たとえば、吠えそうになったら飼い主のほうへ来るように呼んで、来たらおやつをあげるなど工夫をしてみるなど、根気よく続けてみてください。
2:チワワのしつけ:かみ癖
・興奮させない、接し方を変える
・体に触られる訓練をする
・運動不足にならないようにする
3:チワワのしつけ:トイレトレーニング
・トイレシートでできたらおやつをあげる
・トイレシートでできたらケージから出してあげる
・成功したら大げさに褒める
家の中でトイレをさせないために、トイレシートの上でトイレができるようにしつけましょう。チワワは賢い犬ですので、根気よく教えれば必ずトイレを認識してくれます。
まず、愛犬の体に合ったトイレトレーをおけるケージを用意します。子犬が休める場所とトイレトレーがおけるスペースがあれば十分です。
床のニオイを嗅いだり、クルクル回ったりしてトイレをしたがるような様子があれば、すかさずケージに連れて行きます。そしてケージの中のトイレシートの上でトイレができたらおやつをあげて大げさに褒めてあげましょう。そして、ケージから出してあげます。
これを繰り返すとケージでトイレをする→褒めてもらえる→ケージから出してもらえるというサイクルで覚えてくれます。
ただし、ケージに間に合わずに部屋の中で粗相をしても決して叱らず、黙って掃除をしてください。排泄をしたことで叱られたと勘違いするため、飼い主の見えないところで排泄しようとします。
できたときは大げさなほど褒めるを繰り返して覚えてもらいましょう。
4:チワワのしつけ:お散歩
・飼い主を見たら褒める
・引っ張らず冷静になったら動く
お散歩の時に困るのは引っ張り癖です。グイグイ自分の行きたい方へ勝手に進んでしまい、飼い主の言うことを聞いてくれません。
そういうときには、引っ張ったら止まる→飼い主を見て興奮がおさまったら褒める→引っ張らずに冷静になったら動く、歩くを繰り返しているうちに、自分勝手に引っ張って動いてはいけないことを学びます。
チワワは賢い犬ですので、動画のように5分もすれば、歩くには引っ張ってはいけないんだと考えるようになるでしょう。
これをリーダーウォークといい、飼い主主導で歩く方法です。1度にできなくても、何度か繰り返すと理解するようになるでしょう。
5:チワワのしつけ:お留守番
・飼い主は必ず帰ってくると学習させる
・一人遊びできるようにしておく
犬が人と暮らす以上、必要なのがお留守番です。
共働きの家庭だけではなく、家に誰かが常にいる家庭でも買い物や用事で家を留守にすることもあるでしょう。
そんなときに、問題行動を起こさずおとなしく待ってくれているとうれしいですよね。
ひとりでお留守番ができるようにするには、まず5分程度の短い時間からお留守番に慣らしていきます。ケージの中で一人遊びできるようになっているとさらにベターです。
5分待てたら褒めてあげる、次に10分待てたら褒めてあげるといったことを繰り返しているうちに、数時間のお留守番ならできるようになります。
飼い主が出かけてしまっても必ず帰ってくるのだと言うことを覚えてもらうことがこのトレーニングの狙いです。
ケージのなかや決めた部屋の中でお利口に待っていたら大げさなほどに褒めてあげることも忘れないようにしましょう。
チワワのしつけの際に気になる5つのQ&A
②チワワをしつけ教室に入れた方がいいでしょうか?
③チワワのしつけはいつからすればいいですか?
④チワワの性格によってしつけの方法って変わりますか?
⑤チワワがトイレを失敗したらどうすればいいですか?
チワワのしつけについて、気になる疑問をまとめてみました。賢いコになってもらうためにぜひ一読してみてくださいね。
Q1:チワワがいけないことをしたときはどうやって怒りますか?
Q2:チワワをしつけ教室に入れた方がいいでしょうか?
Q3:チワワのしつけはいつからすればいいですか?
Q4:チワワの性格によってしつけの方法って変わりますか?
Q5:チワワがトイレを失敗したらどうすればいいですか?
まとめ
・チワワは賢い犬なのでしつけが入りやすい
・ムダ吠えの要求には絶対に応じない
・噛んできたら「痛い」といって無視をする
・トイレトレーニングができたら大げさに褒める
・お散歩はリーダーウォークで歩く
・お留守番は短い時間から慣らす