キャバリアの基本情報全まとめ！性格や特徴と可愛いさのポイントまで完全解説

「家庭犬の鏡」と呼ばれるほど穏やかで飼いやすいキャバリア。クリクリとした目と垂れた耳が愛らしいと人気がある犬種です。キャバリアを飼ってみたい、どんな犬なのか詳しく知りたいという人も多いでしょう。

そこでこの記事では、キャバリアの性格や特徴など、キャバリアを飼う上で知っておきたい基本的な情報をまとめてみました。

キャバリアを家族としてお迎えしたいと思っている方はぜひ参考にしてください。

キャバリアの基本情報

キャバリアの基本的な情報をまとめてみました。

キャバリアは小型犬の部類に入りますが、平均体重は5～8kgと小型犬の中では大きいほうです。なかには10kgを超えるほど大きな子もいるほど。キャバリアは食いしん坊な子が多いので、太らせないように注意しましょう。

また、キャバリアのなりやすい病気として僧帽弁閉鎖不全症があり、先天的に心臓病になりやすい犬種です。そのため、平均寿命はほかの犬種より短い場合があります。

キャバリアは穏やかでとても飼いやすい犬です。お年寄りや小さな子どもがいる家庭でも安心して飼えるでしょう。

キャバリアは穏やかで飼いやすい性格

キャバリアの性格はとても穏やかです。家庭犬の鏡といわれるほど飼いやすい犬種だといえるでしょう。

飼い主にはとても忠実で、家族以外の人にも分け隔てなく接することができるとても社交的な犬でもあります。お散歩していても急に吠えたり威嚇することもないので、初めて犬を飼う人にも飼いやすい犬です。

また、大変活発で友好的、遊び好きな一面も持ち合わせており、ほかの犬とも仲良く遊べるので安心して飼えるでしょう。

ムダ吠えなどの問題行動もなく、適応力が高くしつけがしやすいため、落ち着いた行動を取ることが多いようです。ほかの犬種にありがちな毛色による性格の違いやオスとメスとの性格の違いもほとんどありません。

キャバリアの3つの特徴

キャバリアはほかの犬と比べてどのような特徴があるのでしょうか。ここでは代表的な特徴を3つご紹介していきましょう。

1：キャバリアのカラーは4種類

キャバリアの毛色	特徴
ブレンハイム	キャバリアの定番色ともいわれるブレンハイム。白を基調として、赤茶色の毛が混じる毛色です。頭頂部に「ロザンジュ」とよばれるひし形の模様があるものは高額で販売されています。
ブラックタン	黒を基調として、クールな印象があるブラックタン。眉の位置やほほ、足、尻尾の内側にタンと呼ばれる茶色の模様が混じるのが特徴です。
トライカラー	白を基調として、黒と茶色の毛色が混じる3色のトライカラー。タンの模様は眉の位置、ほほ、耳の裏がわ、足の内側、尾の裏側にあります。
ルビー	全身を赤茶色の毛で包まれているルビー。一般的にはレッドと呼ばれる毛色ですが、英国王室の人々に愛されていたことから、宝石にちなんでルビーと名付けられました。

キャバリアの毛色は、ブレンハイム、ブラックタン、トライカラー、ルビーの4種類です。

もっとも多いのが定番色ともいわれるブレンハイムで、次いでトライカラー、ブラックタン、ルビーの順に少なくなっています。

ブレンハイムは、頭頂部に「ロザンジュ」とよばれる貴重なひし形の模様が出ていると、高額で販売されています。ブラックタンやルビーが販売されることはほとんどありませんので、非常に希少な毛色だということがわかります。

キャバリアは毛色による性格の違いはありません。どの子もキャバリアらしい穏やかで飼いやすい性格をしています。

キャバリアの毛色についての詳細は下記の記事を参照してください。

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2：キャバリアは抜け毛が多い犬種

キャバリアはとても抜け毛の多い犬種です。犬の毛には「シングルコート」「ダブルコート」の2種類があり、上毛と下毛からなるダブルコートは抜け毛が多く、毎日のブラッシングが欠かせません。

また、ダブルコートの犬種は、夏と冬の年2回、毛の生え替わる「換毛期」を迎えます。換毛期にはビックリするほどの毛が抜けますが、1年を通して毛が抜けるのもダブルコートの特徴といえるでしょう。

キャバリアの抜け毛対策としては、毎日のこまめなブラッシングや月に1～2回のシャンプーが有効です。また、キャバリアは飾り毛が長いので、絡まりを防ぐためにもブラッシングをこまめにしてあげましょう。

キャバリアの抜け毛対策について詳しくは下記の記事を参照してください。

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3：キャバリアの平均価格は30～50万円

※ブリーダーナビ、ペットショップのコジマの値段を参照しています。（ただし、生体ですのでそのときにいる個体によって価格が異なります。）

キャバリアの平均価格を、ブリーダーとペットショップで比較してみました。最多販売価格は30～50万円で、ややペットショップの方が高額であることが分かります。

これはペットショップの運営費、人件費、仲介手数料などが加算されているため、ブリーダーより高くなる傾向にあるようです。とはいえ、ブリーダーでも先述のようなロザンジュのあるブレンハイムやブラックタン、ルビーなど、珍しい毛色だった場合は高くなることがあります。

他にも、キャバリアの価格が決まるのには、月齢や見た目の可愛さのほか、血統や性別、健康面といったことが総合的に判断されます。

キャバリアの価格について詳しくは下記の記事を参照してください。

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キャバリアの平均寿命は9～14歳

キャバリアの平均寿命は、約9歳～14歳で、小型犬の平均寿命の14.2歳と比較するとやや短命であることがわかります。

一般的に、犬は体が大きいほど寿命が短く、小さくなるほど寿命が長いのですが、キャバリアの場合、小型犬ではあるものの先天的に僧帽弁閉鎖不全症という心臓病にかかりやすいことが、平均寿命を短くしている原因だといわれています。

咳をしたり、息が荒くなったり、お散歩を嫌がったりしたら、ためらわずすぐに獣医さんの診察を受けるようにしてください。どんな病気も早期発見・早期治療が大切です。

キャバリアの平均寿命や、かかりやすい病気について詳しくは下記の記事を参照してください。

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キャバリアの可愛さをお伝えするために、3頭のキャバリアを厳選紹介

キャバリアの可愛さを確認してもらうために、ここからはYouTubeにアップされているキャバリアの動画を3つ厳選してご紹介します。

1：まるで人間のような仕草をするちくわちゃん

穏やかな性格でかわいいキャバリア。実は人間？と疑うような仕草をすることがあります。

ちくわちゃんも、飼い主さんから人間疑惑を向けられた一頭で、その様子を動画にアップされています。

ありえない姿でソファで寝ていたり、テレビを観ていると思ったらウトウトしていたり、本当に人間のよう…。あまりの人間のような仕草に、飼い主さんも思わず人間に仕立てたりしてかわいがっています。

寝顔がかわいい癒やし系のちくわちゃんでした。

2：夜のルーティンが楽しいルルちゃん

1日の終わりの夕べを楽しんでいるルルちゃん。まずは楽しみなご飯をおいしくいただいたら、お姉さん猫のミーアちゃんと遊びます。追いかけっこして本当に楽しそう…。

その後、飼い主さんにブラッシングをしてもらっています。ルルちゃんはこのブラッシングが嫌いなようで、床でブラッシングすると逃げていくそうです。ですので仕方なく椅子の上でブラッシング。

キャバリアは抜け毛が多いので、飼い主さんは朝もきちんとブラッシングしているそうです。歯磨きガムをもらって夜のルーティンは終わりをむかえます。飼い主さんに大切にされているのがよく分かり、ほっこりする動画でした。

3：生後2ヵ月でやってきたうみちゃん

生後2ヵ月で飼い主さん宅にやってきたうみちゃん。

最初はとても不安そうなお顔をしていましたが、だんだん慣れてきたのか尻尾をブンブン振って、膝の上に乗ってきました。もう甘えん坊さん決定でとてもかわいいですね。

たれ目がチャームポイントで、表情豊か。まだ2ヵ月なのにとても落ち着いています。しかもきちんとトイレトレーの上で排泄したので飼い主さん大喜び。これからの成長が楽しみなうみちゃんでした。

キャバリアを飼う前に知っておきたい5つのQ&A

キャバリアを飼うに前に、不安に思っていることは解消しましょう。ここでは気になる質問を5つご紹介します。

Q1：キャバリアの成犬の大きさってどれくらいですか？

キャバリアの大きさは、成犬で平均体重約5～8kgで、体高は約30～33㎝です。小型犬の中では大きい方ですし、個体によっては体重が10kgを超える子もいます。体重や体高はあくまでも平均ですので、体格の良い子は大きくなりますし、華奢な体格の子は小さく育ちます。キャバリアの成犬の大きさや体重などについては下記の記事を参照してください。

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Q2：キャバリアの赤ちゃんを飼いたいのですが、子犬の里親になれますか？

何か事情があって飼えなくなった犬の里親を募集している人はいますが、キャバリアの赤ちゃんや子犬の里親を募集している人はほとんどいません。なぜなら、子犬は高額で販売できるからです。子犬を飼いたいのなら、ブリーダーさんや信頼できるペットショップから購入する方が良いでしょう。キャバリアの赤ちゃんについて詳しくは下記の記事を参照してください。

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Q3：キャバリアは賢いって本当ですか？

Q4：キャバリアは毛色によって性格は違う？

Q5：キャバリアのトライカラーは珍しい？

まとめ

今回はキャバリアの基本的な情報と、性格、特徴、知っておきたい平均寿命などをお伝えしてきました。

キャバリアは穏やかな性格ですのでとても飼いやすく、そのうえ賢いのでしつけがしやすい犬種です。ただ、1年を通して抜け毛が多く、特に夏と冬の換毛期にはビックリするほど毛が抜けます。

こまめなブラッシングと月に1～2回のシャンプーで抜け毛対策をおこなうと良いでしょう。

キャバリアは先天的に心臓病にかかりやすい犬種です。少しでも普段と違う仕草をみかけたら、すぐに獣医さんに診てもらうことをおすすめします。かわいいキャバリアとできるだけ長く過ごすためにも、定期的な健康診断を受けましょう。