キャバリア・ブラックタンの特徴や性格・販売状況を完全解説

キャバリアのブラックタンは艶のある黒を基調とした、クールな雰囲気が魅力です。

ちょうど眉のあたりにタンと呼ばれる模様が出ていることから、表情豊かでかわいいと人気がありますよね。ただ、非常に希少なカラーなので、ペットショップで見かけることはかなり少ないでしょう。

この記事ではキャバリア・ブラックタンの特徴や性格、販売状況などを解説しています。

キャバリアのブラックタンをお迎えしてみたいと思った方はぜひ参考にしてくださいね。

キャバリア・ブラックタンの基本情報まとめ

購入しやすさ×
体の特徴黒をベースに眉や頬、足の内側、尻尾の内側にタンと呼ばれる赤茶色の模様が混じる。
飾り毛が多い
性格の特徴穏やかで明るい
注意点①心臓病に注意
②汚れが目立ちにくいため月に1回はシャンプーを
③換毛期は便利グッズで抜け毛ケア

キャバリアの毛色は「ブレンハイム」「トライカラー」「ブラックタン」「ルビー」の4色があります。

日本でもっともメジャーなのが白を基調として赤茶色の毛が混じるブレンハイムなのですが、今回ご紹介しているブラックタンは、非常に希少なカラーなので、ペットショップではなかなか見かけることがありません。

ブラックタンを購入したい場合は、ペットショップに問い合わせをしてみるか、ブラックタンの繁殖を行っているブリーダーを探す必要があるかもしれません。

また、キャバリアは毛色による性格の違いはないといわれています。

ブラックタンは見た目がとてもクールですが、ほかの毛色のキャバリアと同じように、明るくて穏やかな性格をしています。

キャバリア・ブラックタンの3つの特徴について

キャバリアのなかでも、ブラックタンはほかのカラーと比べてどのような特徴があるのかを見ていきましょう。

1:艶のある深い漆黒が魅力的クールな姿がとてもかっこいい

キャバリアのブラックタンは、艶のある黒毛がとても魅力的です。

タンと呼ばれる茶色の模様以外は全身が艶のある黒毛に覆われており、とてもクールな印象を持ちます。

かわいいというより、かっこいいという方がピッタリなのかもしれませんね♪

眉のあたりにあるタンが目を動かすたびにコロコロとよく動くため、表情がよくわかってかわいいと人気があります。

絹のような艶のある美しい毛並みに包まれた気品ある姿は、まさに「英国王室の犬」と呼ばれるにふさわしいですね。

2:明るくて穏やかな性格は家庭犬にぴったり

キャバリアは毛色による性格の違いはないといわれています。また、オスとメスの性格の大きな違いもないといわれています。

そのため、クールに見えるブラックタンもキャバリアらしい、温厚で明るい性格をしています。

キャバリアはお年寄りや小さな子どもがいる家庭でも飼いやすく、飼い主さんが大好きなのでよくなつきます。

また家族以外の人にも分け隔てなく接することができるので、安心してお散歩も楽しめるでしょう。

3:キャバリア・ブラックタンは希少カラー

ペットショップブリーダー
キャバリア・ブラックタンの販売頭数0頭0頭
購入しやすさ××
最多販売価格40万円~60万円40万円~60万円

キャバリアのブラックタンは希少で、ペットショップやブリーダーでもなかなか見かけることはありません。

ブリーダー情報を集めたブリーダーナビと、ペットショップのアミーゴで調査してみたところ、ブリーダーナビでは1頭もブラックタンは販売されておらず、アミーゴでは34頭キャバリアが販売されているうち、過去に販売されていたブラックタン2頭だけという結果になりました。

いかにブラックタンが希少なカラーであることがわかります。

価格はキャバリアの一般的な価格より若干高くなっていますが、顔の可愛さや月齢などによっても価格に違いがでてきますので、参考価格として表示しています。

今回はあわせてほかのペットショップを数店調査してみましたが、キャバリアのブラックタンが販売されている店舗は1件もありませんでした。

絶対にブラックタンを飼いたいと思うなら、キャバリアのブラックタンを繁殖させているブリーダーに子犬の出産情報を送付してもらうようにしてもらうか、ペットショップに聞いてみましょう。

キャバリア・ブラックタンを飼育する上で注意したい3つのこと

キャバリアのブラックタンを健康的に飼育していくための注意点を3つご紹介します。

①心臓病に注意

キャバリアは毛色にかかわらず、心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)にかかりやすい犬種です。

僧帽弁閉鎖不全症とは、心臓の左心房と左心室にある僧帽弁が何らかの原因で変形してしまい、血液が逆流して循環不全をおこす病気のことをいいます。

この病気は特にキャバリアに多く発症し、1歳の時にはすでに33%が僧帽弁閉鎖不全症にかかっているといわれており、4歳以上のキャバリアの60%が発症しています。

僧帽弁閉鎖不全症にかかると、咳をしたり、散歩中に歩くのを嫌がったりしますが、重症化すると突然死することもある怖い病気です。

なにか普段と違う症状が見られたら、すぐに動物病院で診てもらうことをおすすめします。

参考:かみよし動物病院 

②汚れが目立ちにくいため月に1回はシャンプーをしよう

キャバリアの美しい被毛をキープするためには、月に1回はシャンプーをしてあげましょう。

黒い毛は、汚れが目立ちにくいため、実はしっかり汚れてしまっている可能性があります…。犬用のシャンプーを泡立てて隅々まであらってあげてください。

シャンプーの頻度は夏場は月に2回、冬場は月に1回程度が目安です。

あまり頻繁にシャンプーしすぎると被毛や皮膚に必要な皮脂までなくなってしまうことがあります。

シャンプー後は、しっかり水分をふき取ってドライヤーで乾かしてあげましょう。生乾きのままだと雑菌が繁殖して皮膚炎になってしまう可能性があります。

③換毛期は便利グッズで抜け毛ケア

キャバリアは1年を通して毛が抜ける犬種です。

とくに夏と冬の換毛期には、毎日ブラッシングしても追いつかないほど抜けるので、「こんなに毛が抜けて大丈夫かな」と心配になるほど…。

ブラッシングは不要な抜け毛を取り除く意味もありますが、マッサージ効果も期待できるので、毎日行いましょう。

ただ、毎日ブラッシングをしていると気になるのが洋服や家具などに付く毛ですよね。特に黒い毛は明るい洋服を着たときに目立ちますし、ソファーやベッドなどでも目立ってしまいます。

洋服の毛を取り除くにはコロコロが便利ですが、最近ではペットの抜け毛対策専用グッズが販売されています。

ほかにも、濡らして固く絞ったタオルで拭くと、ビックリするくらい毛が取れるのでぜひ活用してみてください。

まとめ

・キャバリアのブラックタンは希少でほとんど販売されていない
・キャバリアのブラックタンは艶のある深い漆黒が魅力的
・明るくて穏やかな性格は家庭犬にぴったり
・キャバリアは心臓病に注意
・黒い毛は汚れが目立ちにくいため、月に1回はシャンプーをして汚れを落とす

キャバリアのブラックタンは希少なカラーで、ペットショップやブリーダーでもなかなか販売していません。

今回、たくさんのペットショップを調査しましたが、メジャーなブレンハイムが販売されているなか、ブラックタンは1頭も販売されていませんでした。

そもそもブラックタンは市場に出回る数が非常に少ないカラーですので、本当にブラックタンを飼いたいと思っても、出会いまでに時間がかかる可能性があります。

信頼できるペットショップや、キャバリアのブリーダーをこまめにチェックしましょう。運良くキャバリアのブラックタンをお迎えできたら、ぜひよきパートナーとしてかわいがってあげてくださいね。